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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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鶴見線 駅巡り 

この日の午前中は横須賀を散策。東京湾唯一の無人島「猿島」なんかを訪れました。
そして午後は午前中とは打って変わって、列車でのんびり駅巡り。訪れたのは、魅力たっぷりの工業路線、鶴見線。

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横須賀の汐入から京急に乗り、川崎へ。そこから南武線に乗り換えて尻手にやってきました。
今回の鶴見線の旅、スタート地点はこの尻手です。

尻手14:59→浜川崎15:06
尻手からは未乗だった南武支線に乗り、浜川崎へ向かいます。南武支線といえばJR最後の101系運用区間ということで知られていましたが、その置き換えからも早や10年弱。今は205系の2両編成がその任に就いています。

尻手駅では30分ほど列車待ちの時間があったものの、乗車時間はたった7分。あっという間に浜川崎に到着。

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終点の浜川崎は鶴見線との接続駅。
駅南東側にはJFEスチールの広い敷地が広がっていて、鶴見線側のホームにはJFE専用の出入り口もあるようです。

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南武支線側の駅入り口。鶴見線のホームは道路を挟んで反対側にあるため、乗り換える際は道路を渡る必要があります。

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駅構内には東海道貨物線の線路も通っていて、鶴見線と共にこの先扇町まで伸びています。

この浜川崎からは鶴見線に乗り換えて扇町を目指す予定でしたが、次の列車までは何と一時間以上!基本的に鶴見線は通勤専用路線なので、日中の運転本数は少ないのです…。
仕方ないので徒歩で扇町へ移動することにしました。

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しばらくは首都高に沿って歩きます。
工場地帯というだけあって、下の道路はトラックで大渋滞…。

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道路にはこんなものがありました。大型トラックが多い地域ということで、窒素酸化物濃度が示されているのです。EPMS=交通公害低減システムとは、汚染物質濃度の低い地域にトラックを迂回させることで環境汚染を緩和させる、という仕組みなんだそうです。

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しばらく歩くと使われなくなった踏切を発見。かつてこの辺りにも多数存在していた、こうした工場専用線。しかし貨物列車の廃止が相次ぎ、今では貴重になりつつあります。

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浜川崎から20分ちょっと歩き、隣の昭和駅に到着。
駅のすぐ脇には駅名の由来となった「昭和電工」が門を構えるほか、周辺にはやはり工場ばかりが立ち並んでいます。民家は見当たりません。

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ここも無人駅。改札口は木造で、駅舎ともども結構な年代物に見えます。

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駅前には一匹の猫がいました。そのすぐ横を「毒」マークを掲げたトラックが続々と…。

昭和駅を後にし、引き続き歩きます。

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昭和駅の先で右折してこの道を進むはずだったのですが…。

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誤って直進した結果…

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行き止まり…。道はそのまま工場敷地内へと続いていました。
この辺り、ちょっと油断するとこういうことになります(苦笑

気を取り直して、先程地蔵があったところまで戻って右折。

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今度こそ扇町駅へ着きました。浜川崎駅から40分ほどの距離ですが、工場ばかりの特異な空間を歩くというのもなかなか面白かったです。
もっとも、空気が悪いのであまり好んで歩きたくはないですが…。

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踏切から。画像に写っている線路は貨物線で、鶴見線のホームは画像右端にあります。

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この線路が続く先は三井埠頭。以前は多数の専用線が各工場に繋がっていたようですが、今は三井埠頭用の線路以外、全て廃止されています。その殆どはトラック輸送に切り替えられたのでしょうが、先程の渋滞と空気の汚染を考えると、鉄道輸送の有用性をもう一度見直してもいいのではないかと思ってしまいます。

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駅舎の手前では猫がお休み中でした…。さらに、

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駅舎の奥には猫がたくさん!
癒されます…。

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人に慣れているようで、近寄っても逃げません。

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逃げるどころかこのカメラ目線…(笑

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この子はここが気に入ったようで、ずっと線路の間でうずくまっていました。

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こちらでは食事中…


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ホームの様子。

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猫と共に。

扇町16:31→武蔵白石16:37
しばらく猫と戯れた後(笑、鶴見線に乗って次の目的地へ移動。

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次に降りたのは武蔵白石駅。
かつてはここが大川支線の分岐駅でしたが、今は隣の安善が大川支線の起点になっているため、ここに止まるのは扇町発着の列車だけになっています。

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日本鋼管(現JFEホールディングス)の創業者・白石元次郎にちなんで命名されたという武蔵白石駅。鶴見線の駅は人名に由来するものが多く、安善や大川なども創業者の名を冠したものだそうです。自分の名前が駅名になるというのはどんな気分なのでしょうね…。

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踏切から駅を望んだところ。
大分日が暮れてきました。

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武蔵白石駅からは線路に沿って大川駅まで歩きます。例によってここも本数が少ないのです。。

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工場専用の踏切。渡ったすぐ先には守衛室があります。

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暮れなずむ工業地帯の運河。
最近工場プラントの夜景を撮る人が増えているようですが、こういう景色を見ていると何となくその魅力がわかるような気がします。

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白石から15分弱で大川駅に到達。

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付近には三菱化工機、日清製粉、昭和電工をはじめとした大小様々な会社が立地していて、大川支線はそうした会社への通勤専用の路線になっています。

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ここの踏切は日本ガラス踏切と名前が付いていましたが、付近に同名の会社は見当たらず…。

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大川駅全景。木造の簡素な駅舎?があるだけです。

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武蔵白石方面を見たところ。

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改札口。当然のようにここも無人駅で、木枠の改札の内側にスイカの簡易改札だけが設けられています。

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通勤利用のみを想定しているため、朝夕しか列車設定がありません。
ただ隣の武蔵白石までは徒歩15分かからず(駅にも武蔵白石までの地図が貼ってある)、近くにはバス停もあるので、電車が無くても困ることはありません。果たしてこの支線、必要なのでしょうか…。

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しばらくして列車が入線してきました。乗りこんで発車を待ちます。

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列車には続々と通勤帰りの人が乗って来て、発車する頃にはまさに「通勤ラッシュ」の様相になっていました。
先程は「大川支線なんか必要無いんじゃないか」的なことを書いてしまいましたが、前言撤回、やはり大川支線を必要とする人は多いようです。

大川17:24→国道17:35
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続いて下車したのは国道。鶴見の隣の駅です。

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ホームは高架になっていて、アーケードの上を跨いで改札に続いています。

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wikipediaによると無人駅だそうですが、私たちが降りた時は駅員さんがいらっしゃいました。
時間帯に因るのか、たまたまだったのかは分かりません。

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そして、この国道駅の”アイデンティティー”とも言えるのがこの昭和の香り漂う高架下。
どの店もやっているんだかやってないんだかわからない状態でしたが、この時は一軒焼き鳥屋「国道下」というお店が営業中で、いい匂いが高架下に充満していました。

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この空間の醸し出す不思議な空気は何とも表現できません。
よくある言葉で言えば「時が止まったかのような」…。不気味なようで、どこか魅力的な、そんな場所です。

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駅前を国道が通っているから国道駅…。駅前には駅名の由来になった国道15号線が走っています。

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駅の外には戦時中の機銃掃射の跡が生々しく残されています。

ここに駅が完成してから八十余年。ほぼ当時のままの姿で横浜市内に残る国道駅は、本当にえもいわれぬ魅惑を秘めた場所でした。

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こうして午前は横須賀、午後は鶴見線沿線を探検した今回の散策。神奈川の魅力を再発見した一日でした。
「灯台もと暗し」…自分の住む神奈川県内といえどもまだまだ知らない場所、魅力的な場所が隠れているということを思い知らされただけに、今後もこうした近場散策の機会を設けていきたいと思います。
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2012/10/25 Thu. 22:40 | trackback: 0 | comment: 2edit

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