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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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『古きを偲ぶ、中国地方一人旅』 その7 

5/3(木) 3日目<中編>

金子みすゞゆかりの地、仙崎を一通り見終え、駅へと戻ってきました。
長門市行きの列車は当分ないのですが、ひとまず駅のベンチで朝食にします。

524.jpg
ベンチに座って巻き寿司食べている間、この猫がずっと「にゃーにゃー」鳴きながら周りをウロウロしていました。
お腹が空いていたのでしょうか…。何もあげられなくてごめんよ(^^;
527_20120507233348.jpg
先ほど書いたとおり当分列車がないので、ここから長門市駅まで歩いて戻ります。
海に沿って歩くこと20分ちょっと。

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長門市駅に到着。
駅舎はよくあるタイプで、駅前にはSLの動輪が置かれていました。
かつてはここにも蒸気機関車の機関区があったそうです。

さて。
長門市駅に戻ってきたは良いものの、次に乗る列車は1時間半以上先。(10時4分発という列車があったのですが、タッチの差で間に合わなかった…。)
徒歩圏内に見所もなさそうでしたし、どうしようか悩んだ結果…

タクシーを捕まえて温泉に行くことにしました。
黄波戸や表山、長門湯本と候補はいくつかあったのですが、運転手さんのおススメで長門湯本に行くことに。
タクシー代も思ったほどはかからず(2000円弱)、長門市から15分ほどで湯本温泉に着きました。

531_20120507233347.jpg
湯本温泉は音信川(おとずれがわ)に沿って温泉施設が並ぶ、山口県屈指の温泉街。
近くには美祢線の駅もあり、鉄道で訪れることもできます。

530_20120507233347.jpg
今回はこちらの「恩湯」に入浴します。ここはいわゆる「元湯」であり、古くから続く共同浴場です。
入湯料はたった200円。ただし一般的な銭湯同様、シャンプーやせっけん等は備え付けられていません。

入ってみると、思ったより狭い浴室に先客が10人ほど。
会話から察するに、その多くが地元の方だったようです。
温泉はややぬるく、長い間浸かっていてものぼせることはありません。ついつい長湯をしてしまいました。

風呂から出て脱衣場で着替えていたところ、地元の方が話しかけてきてくださいました。
「兄ちゃん、どっからから来たの?」

そこに地元の人がもう一人加わり、しばし3人で談笑。
「何といっても200円ってのがいいよね。しかも泉質もいい。ちょっとぬるいから長く浸かってられるしね。」
と、この銭湯の人気の秘訣を教えてくださいました。


列車の時間も気になったので、お2人と番頭さんに別れを告げ、少し寄り道をしつつ駅へと向かいます。
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橋の上から。

のんびり駅へ向かって歩いていると、突然後ろから「おーい」と呼び止められました。
「ん?」と思って振り返ると、声の主は先程脱衣所でお話した男性。
男性もこれから列車で長門市に行かれるということで、長門市まで御一緒することになりました。

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温泉街から歩いて5分ちょっと、長門湯本駅に到着。
ここは本当に平成なのか?と思ってしまうような、レトロ感たっぷりの駅前風景です。

長門湯本11:19→長門市11:26
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僅か2駅ですが、図らずも美祢線に初乗車。
車内で先程の男性と雑談(旅行談議からカメラの話まで色々と)していると、あっという間に長門市に着いてしまいました。最後に周辺の見所を伺ったのですが、「角島が素晴らしいよ!」ということでした。天気が良ければ行ってみたかったなぁ…。

長門市駅で男性と別れた後、ここからさらに西を目指す列車旅。

長門市11:46→特牛12:28
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長門市駅前にコンビニがあったので弁当を買い、発車前の列車内で食します。
幸いにも列車は随分空いており、周りを気にすることなく食べることができました。

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この区間も長門市~黄波戸をはじめ、海に接近する区間が何箇所か存在します。
しかし、少し海から離れるとこうした農地や山村風景が広がり、海の気配すら感じられなくなります。

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列車は小串行きでしたが、私は特牛駅で下車。
特牛と言えば全国にその名をとどろかせる(?)難読駅ですが、なかなかいい雰囲気を持った秘境駅でもあります。その不思議な駅名と雰囲気に惹かれ、今回下車することにしたのです。

ここでは私のほかに高校生が一人下車しましたが、迎えに来た車に乗ってすぐに去って行きました。

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読みは「こっとい」。
一体、何がどうなったらこう読めるのか…。

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駅舎。
改修が加えられており雰囲気自体はそこまで古そうに見えませんが…1928年に建てられたものだそう。

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駅舎内。
この駅を用いて映画のロケが行われたことがあるようで、その際の写真が展示されていました。

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その映画(2005年公開の『四日間の奇蹟』)では「伊上畑駅」として登場。
駅前にロケで使われた駅名板が保存してありました。

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駅前の様子。駅が比較的高い場所にあるため、周りには民家が数件あるだけです。
ただ、駅から続く道を下りていくと国道435号線が通っており、その周辺に民家も存在しています。

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駅から国道435号線を見下ろしたところ。
国道を通る車の音がやや気になるものの、それ以外は秘境感充分。

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長門市側から駅を望みます。
手前の水たまりには大量のアメンボが泳いでいました。

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ホームは駅舎よりさらに高くなっており、両者は階段で結ばれています。

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木の改札口と扉。懐かしい気持ちにさせてくれるアイテムです。

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駅ノートも置いてありましたが、中身が欠落しているなど保存状態はあまり良くありませんでした。

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たまに聞こえてくる車の音を除けば、あとはカエルの鳴き声と鳥のさえずりに包まれた静かな世界。
ホームに座って深呼吸をすれば…悩みや煩悩も全て吹き飛んでしまいます。
大きく伸びをして、目を閉じて、今「この時間」を体一杯で味わいました。

こうして、特牛駅での滞在時間はあっという間に過ぎていき…。
迎えの列車がやってきました。
581.jpg

~続く
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2012/05/12 Sat. 20:30 | trackback: 0 | comment: 0edit

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