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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

『古きを偲ぶ、中国地方一人旅』 その14(最終回!) 

5/5(土) 5日目<後編>

尾道14:08→福山14:27
尾道散策を終え、本日最後の目的地へ移動します。
当初は倉敷を散策するつもりだったのですが、前日突如思い立って「ある場所」を訪れることにしました。

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というわけで福山で下車。
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広島県第二の都市であり、駅には「のぞみ」も停車します。
ここからはバスで移動。

福山駅14:45→鞆の浦15:15(バス:510円)
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福山駅からはバスに揺られ30分。目的地、「鞆の浦」に到着です。
ここまで乗車していたのは私を含め5人ほどでした。

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古くからの港町であり、風情ある街並みがここの見所。
一方で付近の再開発をするか否かが長年の懸案となっており、景観を残すのか、それとも利便性や安全性をとるのかというジレンマを抱えている地域でもあります。
また近年では「崖の上のポニョ」の舞台となったことで話題になりました。宮崎駿監督は実際に鞆の浦に一軒家を借りて生活し、そのイメージを固めていったようです。

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港に面して建つ常夜燈。
この常夜燈をはじめ、江戸時代の港湾施設が全て残っているのは日本でここだけ。

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手前には坂本龍馬ゆかりの「いろは丸展示館」があり、館内には龍馬の隠れ部屋なども再現されています。

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町中を歩いてみます。

再開発問題のそもそもの発端は、この狭隘な道路。
この周辺にはこのような細い道路が多く、対向車とすれ違うのも容易ではありません。
歩いていてもすぐ真横を車が通っていくため、かなり怖い思いをしました。。

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その後、「医王寺」を目指して細い坂道と階段を上がっていきます。
医王寺からは街を見下ろす絶景が望めるのです。

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200mほど登っていくと境内に着きました。
そこからも街の一端を望めるのですが…

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ここからさらに石段を500段、時間にして15分ほど登っていきます。

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ようやく登りきって太子殿に到着!

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ここからは鞆の浦を一望でき、素晴らしい景色を見ることができます。
正直登ってくるのはしんどいですが、苦労して登ってくる価値は十二分にあり!
奥の島は「仙人も酔ってしまうような美しさである」という「仙酔島」。鞆の浦からは20分おきに船が出ており、気軽に渡ることができます。

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港を俯瞰。
中央には先程の常夜燈が見えます。

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太子殿からの景色を満喫した後、一気に坂道を下って…

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さっきまで見下ろしていた海の脇に出ました。

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歩いているとたまにこんな看板が目に入ります。
現在の市長は推進派だということですが、地元の方々はどのような思いなのでしょうか…。

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近くには保育園があり、こちらにはこんな可愛らしい画が書かれていました。
「ポニョ」は地元の子供たちにも愛されているのでしょうね。

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狭い道の途中には、所々2灯式の信号機がありました。
交互通行させるための信号機で、鞆の浦特有のものと言えるかもしれません。

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大分日が暮れてきました。
町中もだいぶ歩き、そろそろ駅に戻ろうかと思っていたのですが…

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もう少し時間があったので再び医王寺の石段を登り、太子殿に来てしまいました(笑
旅行最終日、それにこの日も尾道でかなり歩いていたので、体力的にはもう限界に近かったと思います…。

折角登って来たので、腰をおろして30分ほど景色に見入っていました。

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間もなく帰りの時間。
再開発が行われれば失われてしまうかもしれない鞆の浦の風景をしっかりと目に焼き付け、バス乗り場へと向かいました。

「一観光客」という第三者的立場からすれば、この町の変わらぬ姿が後世にも続くように…という思いばかりが先立ちます。
でも、やはりその町の今後を決めるのは現地の人々。今の状態を維持するにせよ、埋め立てや開発をするにせよ、本当に現地の暮らしのためになる選択をしてほしいものです。

鞆の浦18:25→福山駅18:55(バス)
その後バスで鞆の浦を後にし、駅へと戻りました。

駅到着後、今度は国道2号線を15分ほど歩いて銭湯へ。
この後夜行列車に乗るということもあって、とにかく汗を流してさっぱりしたかったのです。
温泉ではなくいわゆる「スーパー銭湯」でしたが、寝湯やハーブ湯など色々なタイプの風呂が楽しめ、すっかり長居をしてしまいました…。
再び歩いて駅前まで戻り、夕食として”ココ壱”でカレーを食したら後は帰るだけ。

福山20:32→岡山21:31
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岡山からはサンライズで一気に東京へ戻ります。
まだ一時間ほどあったので、人の少ない1・2番線ホームのベンチに腰掛け、ケータイを弄ったり写真を見返したりしていました。

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瀬戸、備前片上、吉永…見慣れぬ行き先の中で違和感を放つ「東京」の文字。
旅の終わりが近づいてきます。

岡山22:33→東京7:08 サンライズ瀬戸
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サンライズが入線してきました。

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最後は節約のためノビノビ座席です。
下段の一番端のシートで、一方が壁になっているため、他の場所に比べると個室に近いものがありました。

流石に疲れがあったのか姫路辺りで完全に眠りに落ち、目が覚めたのは小田原を過ぎた辺り。
寝ぼけまなこで見慣れた車窓を眺めていると、あっという間に終点の東京に着いてしまいました。

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6日前、ここからサンライズに乗ったのが遥か前のことのように思えます。
これにて今回の旅は終了。この後185系の521Mで帰宅しました。



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今回使った切符達。
乗車券は連続普通乗車券で、行き帰りで重なる区間(東京~倉敷)があるので2枚になりました。

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最後に今回入場した施設などの入場券。
意外とこういった入場料やバス代が馬鹿になりませんでした…。


~あとがき~
歴史の舞台を巡り、趣ある街並みを歩き、古くから続く温泉に浸かって、SLを見て…。
様々な形で「古きもの」に触れた今回の旅。
GWによる混雑、天候不順というマイナス要因はあったものの、それを補って余りある出会いと感動があったと思います。GWも行く場所さえ間違えなければ十分楽しめる、とわかったことが一番の収穫かもしれません(笑
さあ、次はどこへ行こうか…。

●最後までお付き合いいただきありがとうございました。●
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2012/05/19 Sat. 21:12 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

お久しぶりです。
中国地方旅行記、盛りだくさんの内容で羨ましいです。
特に湯田温泉・秋芳洞・秋吉台は私も3月に訪れたばかりなので、楽しく拝見させていただきました。

ところで、5日夜のサンライズに乗られていたんですね!
私は日付の変わった大阪から「出雲」のノビノビで東京へ向かったので、ちょうどニアミスしていたことになり、驚いています。(笑)
不思議なこともあるもんですね。

星 #- | URL | 2012/05/21 13:03 * edit *

ご無沙汰しています。

旅行記読んで頂き、ありがとうございます。
当初は3日程度の旅になるはずだったのですが、あれこれ欲張った結果、気付けばこれほどボリュームのある旅になってしまいました…。
3月…ということはつい2か月前に行かれたばかりなのですね。秋吉台は山口でも1,2を争う観光地だけに、やはり今回の旅でもメインの一つでした。

私も星さんのblogを拝見し、「もしや…」とは思っていましたが、やはり同じ列車だったんですね!何というニアミスでしょうか…。
もしかしたら東京駅ですれ違ってたかもしれませんね…(笑
こういうことがあると、「日本は狭いな」と改めて感じます。

GAN #h8dDW2yY | URL | 2012/05/21 20:49 * edit *

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