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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

北海道周遊鉄道旅 その1 

<まえがき>
一年で最も憂鬱でイベント性にも欠ける6月。
何となくもやもやした日々の中、「とにかく広大な景色を見たい」「何もない場所に行きたい」と思い、真っ先に浮かんだのが北海道でした。しかし6月は手ごろなフリー切符類も殆どないのが実情…。色々考えた末に「北海道&東日本パス」が解禁となる7月1日から、これを使って北海道の旅をすることにしたのでした――。


6/30(土)~7/1(日) 0日目~1日目
やはり北海道は遠く、ローカル線で行くとなるとそれだけで2日かかってしまいます。かといって飛行機を使うわけにもいかず、選択肢としては夜行バスしかありません。ただ夜行バスといえばあの大惨事が記憶に新しく…。改めてその安さの裏にある「落とし穴」を知らされただけに、あえて「最安」を選ばず、それより3000円ほど高い乗務員二人かつ独立シートのものにしました。
東京駅9:30→青森駅6:30(高速バス)
一人旅では3度目の夜行バスですが、今回は東京駅八重洲口からの乗車。
発車10分前にバスが到着し、チケットを見せていざ車内へ。

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いきなり「何の画像だよ?」という感じですが、こちらはバスの座席に座って撮ったもの。
最近のバスはこういうタイプが多いのかもしれませんが、前後左右にカーテンが引かれ、座席に座ると半ば個室状態でかなり快適でした。おかげで随分睡眠をとることができた気がします。
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青森には7時到着予定でしたが、予定より早い6時半に到着。
ここから先は鉄道で北海道を目指すことになりますが、まだ時間もあったので、眠気覚ましを兼ねて周囲の散策に出かけます。

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といっても、このあたりは以前にも歩いた場所。
新たな発見はありませんでしたが、相変わらずこのディーゼル車(キハ56?)は無残な姿を呈していました。
いい加減整備するなり撤去するなりしてあげて欲しい…。

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バスで一夜を明かしたためかどこか気だるい感じがあったのですが、心地よい海風を浴びて少しすっきり。

散策後は駅前の小さな喫茶店に入り、コーヒーとハムサンドで朝食。
まだ時間も早かったためか客は一人もおらず、マスターのおばさんとの会話が淀みなく続きました。
かつて青函連絡船があった時の様子やねぶたの話、地元の高校事情に至るまで色々なお話を伺うことができましたが、中でも「新青森に新幹線が来るようになって、青森の方にお客さんが来なくなった」という悲痛な叫びを聞き逃すことはできませんでした。えてして「新幹線開通」と言うとメリットばかりに目が行きがちですが、地元では新幹線開通にも悲喜交々のようです。

青森8:05→蟹田8:43
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さて、ここからは北海道を目指して北上。
車内はひどく閑散としていましたが、同じ車両に居た女性がイヤホン無しでワンセグを見ていて、静かな車両に騒音が響き渡っていました(仕方なく隣の車両に移動した)。。
何だったんだろう…。

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列車は降りる人はいても乗ってくる人はおらず、終点までガラガラ。
乗る方としてはこれで良いのですが、思わず路線の行く末を案じてしまいます。

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蟹田に到着。ここからは特例区間のため、特急で青函トンネルを抜けます。

蟹田8:50→木古内9:46
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乗ったのは485系。
大ベテランの車両ですが、青函トンネル内の最高時速は140キロに達します。

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前回ほど特別な感慨も無く青函トンネルを抜け、今回の旅行でお世話になる北海道に到達。本州では青空がのぞいていたものの、北海道は今にも雨が降りそうな天気でした。
ここからは再び普通列車での移動となりますが、待ち時間が2時間あるため、また周辺の散策に向かうことに。

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木古内駅舎。
道内最初の駅は知内駅ですが、堂々と「北の大地の始発駅」を名乗っていました。

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木古内駅に限らず、北海道内の各駅にはこうしたポスターが多く貼られていました。北海道の新幹線にかける期待がうかがい知れます。
個人的に左のポスターのセンスが好き(笑

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駅前通り。
駅前にも新幹線開通を期待する幟が多数立っていましたが、それに反して人通りは少なく、果たして新幹線開通によってこの駅がどう変わるのかが気になるところです。

ところで左側の「急行」という食堂がかなり目を引きますが、実はこちら、たまに雑誌にも掲載される有名なお店。
既に50年もの間営業されていて、80才を超えた女将さんが主に切り盛りしているようです。

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駅前の通りをまっすぐ歩いて行くと海に出ました。
佐女川神社という神社の鳥居がありましたが、何故こんなところに鳥居が?

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海沿いはあまりにも風が強かったため、一旦駅へ戻り、今度は山側を歩くことにしました。
駅の自由通路を通って山側に出ると、建設中の高架線が目に入ります。本当にここに新幹線が来るんだなーと思うと、何となく不思議な感じですね。

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駅前の通りに出ましたが、海側にもまして何もありません。
閑静な住宅街という感じですが、まだまだ時間もあるのでのんびり歩いてみましょう。

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途中、神社を発見。先程海に鳥居があった佐女川神社の本殿のようです。
旅の成功と道中の安全を祈念し、参拝。良い旅になりますように…。

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中途半端な画像ですが、後ろを振り返ると街の一端が見下ろせました。
その先には海も。

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この後さらに駅の反対側へと歩いてみましたが、本当に何も無さそうだったので駅へと引き返しました。

駅に戻ったのは11時前。1時間ほど散策していたことになりますが、まだ列車入線まで30分以上あります。
やることもないので待合室のベンチに腰を下ろし、駅に置かれたパンフレットなどを読んで時間を潰しました。

木古内11:48→江差12:55
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ここからは寄り道して江差線に乗ります。
函館~木古内は電化され特急の通り道になっている一方、木古内~江差は山間の非電化ローカル線。
そんな二面性を持つ江差線ですが、二〇一五年の新幹線開通によって大きな影響を受ける路線だけに、今回是非乗っておきたかった路線の一つでした。
電化区間は第三セクター化されてもある程度の需要が見込めますが、非電化区間は元々赤字路線のため、第三セクター化されることはないのではないかと言われています。

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列車は10人前後の乗客を乗せ出発。ボックス席に一人いるかいないか、といった状態です。
木古内発車直後は比較的開けた景色が続きますが…

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徐々に山が迫り、吉掘からは最大25‰の勾配がある稲穂峠に差し掛かります。
景色も一変し、いくつものスノーシェルターをくぐり、エンジンを唸らせて慎重に進んでいきます。

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その峠を越えると神明駅。家は数件ありますが、非常に静かな場所にある駅です。
この一区間だけで20分以上かかりました。

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比較的大きな集落のある湯ノ岱駅を出ると車窓に天の川が寄り添うようになり、美しい景色が広がります。

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湯ノ岱~宮越には、北海道夢れいる倶楽部上ノ国支部という団体が作った天ノ川駅があります。(正確には「駅」ではありませんが…)
勿論列車は停まりませんが、駅名標も御覧の通り本物と見まごう出来。地域振興と江差線存続の願いが込められているといいます。

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宮越駅に到着。
駅前には天の川が流れており、対岸に家はあるものの非常に雰囲気の良さそうな駅でした。

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宮越の隣・桂岡からはまた景色が開け、水田が広がります。

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そして最後の一区間、上ノ国~江差で海に出ます。
これまでずっと山間部を走ってきただけに、この海に出る瞬間はなかなか感動的でした。

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こうして、木古内から1時間ちょっとで終点の江差に到着。
かつてはニシン漁で大変栄えたという江差ですが、近年は人口流出が続き、かつての面影は失われつつあります。
札幌は遠く、函館に出るにも2時間近くかかる、という交通の便の悪さが衰退の要因の一つにもなっているようです。

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駅前の様子。グレーの空と相まって、非常に侘しい印象を受けます。
終着駅らしいといえばらしいと言えるかもしれません…。

本当なら江差駅前にある商店(駅の左に写ってる建物)で昼食を購入する予定でいたのですが、生憎この日はお休み。昼を食べ損ねてしまいました…。

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折り返しの列車まではそれほど時間がないのですが、駅のすぐそばが海なので、ちょっとだけ海を見に行きました。駅前の道路を渡れば、すぐこんな景色が見えてきます。

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駅が少し高台にあるため、海と見下ろすことができました。
お手軽な展望スポットです。

江差13:13→函館16:21
帰りも乗客は10人前後でしたが、さすがに木古内到着時には20人ほどに増えていました。

木古内では50分も停車。ここでキオスクに立ち寄り、パンとおにぎりを購入し、ようやく昼ご飯にありつけました。外は大分冷え込んでいて風が強く、小雨が風に舞っていました。

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大休止を経てようやく木古内を発車すると、列車は海沿いに出ます。
流石に函館に向かうにつれて乗客は増え、先ほどまでに比べると車内は賑やかでした。

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終点、函館に着いたのは定刻の16時21分。
相変わらず肌寒く、雨がぽつぽつと降っていました。
今回の旅行には上着を持っていかなかったのですが、この時は上着を買おうかどうか迷ったほど。それくらい風が冷たかった…。

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函館市街は前回一通り観光したため、今回函館は泊まるだけ。
ホテルに直行し、夕飯以外は部屋で過ごしました。何て勿体ない時間の使い方なんだろう…。

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夕飯くらいは美味しいものを…と思い、朝市近くにあったラーメン屋へ。
海鮮塩ラーメンを食べましたが、思った以上にあっさりしていて、海鮮の出汁が効いた美味しいラーメンでした。

ホテルに戻ると前夜の寝不足もあってか、シャワーを浴びてすぐに寝てしまったのでした…。
~続く
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2012/07/08 Sun. 18:23 | trackback: 0 | comment: 0edit

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