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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

北海道周遊鉄道旅 その6 

7/3(火) 3日目<中編>

名寄駅に到着しましたが、次の列車までは2時間40分もの待ち合わせ時間が…。
ひとまず荷物をロッカーに詰め、あてもなく名寄の街を歩きます。
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さすがに立派な名寄駅。かつては名寄本線、深名線も乗り入れており、3路線が集まるターミナル駅でした。
95年に深名線が廃止されて以降は宗谷本線の単独駅ですが、特急以下すべての列車が停車し、当駅発着の列車も多数あるなど、今も名寄市の中心駅としての存在感を放っています。

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朝食を食べていなかったので、駅前のこちらの食堂に入り、チャーハンとコーヒーを頂きました。
中途半端な時間だったため客はおらず、ゆっくりとくつろがせてもらいました。

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一服したら街へ。
人口3万人ほどの名寄市ですが、ここでも過疎化が進んでおり、駅前の人通りも少なめでした。
上川地方では旭川に次いで2番目に人口の多い自治体ですが、旭川の人口がおよそ35万人なので、名寄はその10分の1にも満たないことになります。

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駅前の道を旭川方面に進み、線路を跨ぐ橋を渡り、線路を挟んで駅の反対側に来ました。
近くに神社があったのでお参り。

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神社の隣には名寄公園がありました。
のんびりと時間を潰すにはもってこい。

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「赤い靴」で有名な野口雨情の碑。
野口が名寄に唄を寄贈したという縁で建てられたもののようです。

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ありがたいことに時間はいくらでもあるので、ベンチに座ってまったり。
この日はかなり暑く、半袖のTシャツ1枚でも汗が止まりませんでした…。

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その後、公園の隣にある「キマロキ」編成を見に行きました。
無煙の時代に生まれているので「キマロキ」と言われてもピンときませんが…。

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「キ」は機関車、「マ」はマックレー車(掻き寄せ雪掻き車)、ロはロータリー車(雪を遠くに飛ばす車両)を表し、除雪のために豪雪地帯で活躍しました。
写真はロータリー車ですが、間近で見るとその迫力に驚きます。

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近くには「天塩弥生」の駅名標がありました。(裏面は「西名寄」)
いずれも深名線にあった駅で、実際に使われていたもののようです。

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説明板。
キマロキが編成単位で保存されているのはここだけ。

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全景。こうやって見ると今にも動き出しそうですね。
線路はかつて名寄本線で使われていたもので、深名線の駅名標と合わせ、2つの廃止路線を偲ぶことができます。

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2度と動くことのないキマロキ編成を横目に、キハ40の普通列車が去って行きました。
しばらく公園の周りで時間を潰した後、ブラブラと駅に戻ることにしました。

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駅に戻る途中にこんなものを見つけましたが、どうやら深名線の線路跡のようでした。
”北海道らしい最後のローカル線”と言われた深名線、一度は乗ってみたかった…。

名寄12:33→稚内16:59
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ようやく列車の時間になり、ホームにキハ54が入ってきました。
一路稚内を目指す4時間半の長旅にいざ出発!

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名寄の隣・日進を過ぎると、車窓がまた北海道らしくなってきました。

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駅はこれまで以上に簡素になり、貨車を使った待合室や板きれのホームが多く見られるようになります。
智恵文駅の待合室も貨車を利用したものですが、リフォームされて綺麗になっていました。

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南美深駅。ホームは1両分にも満たない長さ。。

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美深駅は非常に立派で、特急も停車します。かつてはここから「日本一の赤字路線」、美幸線が分岐していました。
ここで、名寄を出てから初めての乗降がありました。

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コロコロと干草ロールが広がる牧草地。
いよいよ天気があやしくなってきました…。

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一部普通列車も通過する初野駅。停車列車は1日3.5往復のみ。

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初野の隣、紋穂内駅。「もんぽない」という変わった駅名は「モム・ポ・ナイ」(川尻に野原のある川)に由来するようです。
川を挟んだ反対側に集落があるようで、駅前に人家はありませんでした。

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恩根内駅。
これまでの駅に比べると待合室も綺麗で、駅前には集落もあります。

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車窓には人工物の見当たらない原野…。駅と駅の間には本当に何もありません。

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そんな原野の中にある豊清水駅。ここで列車を交換しました。

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天塩川温泉。
”温泉”ということでもっと立派な駅を想像していたのですが、ここも板きれホームの無人駅。
温泉までは歩いて15分くらいということですが、駅前には何もありません。

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天塩川温泉の隣、咲来。駅前には集落があります。

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咲来の次は音威子府。ここで21分の小休止です。

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木のぬくもりを感じられる音威子府の駅舎。「森と匠の村」を標榜とする音威子府の心意気が表されています。
駅前には天北線代替バス(宗谷バス)などの停留所もあり、まさに地域の”交通ターミナル”として機能しています。

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音威子府村は北海道でもっとも人口の少ない自治体。
しかし駅周辺には郵便局や小中学校、商店などが集まっており、しっかりと一つの自治体としての機能を有しています。

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綺麗な駅舎の中には有名な蕎麦屋さん、天北線資料室などがあり、駅員も配置されています。

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音威子府は89年に廃止された天北線の起点でもありました。
資料室には当時の写真や様々な鉄道用品、さらには駅のジオラマなんかもあり、なかなか楽しめます。

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せっかくなので有名な音威子府そばを食べてみました。

御覧の通り、麺が真っ黒なのが特徴。蕎麦粉を作る際に実と共に皮も一緒に挽くため、この独特の黒い蕎麦になるそうです。強い蕎麦の風味を存分に味わえて、本当に美味しかったです。
こういった楽しみもローカル線ならですね。

列車は間もなく音威子府を発車し、さらに北に向けて走り出しました。
~続く
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2012/07/13 Fri. 22:56 | trackback: 0 | comment: 0edit

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