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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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北海道周遊鉄道旅 その11 

7/5(木) 5日目<中編>
北浜10:15→釧路湿原12:59
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北浜駅を後にした列車は原生花園の中を突き進んでいきます。
こうして写真を撮っていたところ、隣に外国人の女性がやって来て「WOW!beautiful!beautiful!」と興奮気味に呟いていました。すかさず私も「アイ シンク ソウ!」と相槌を打ち、拙い英語で少しだけ言葉を交わしました。
彼女はアメリカ人で夫婦で北海道旅行中ということでしたが、海外の方が日本の”鉄道旅”を満喫している様子を見ると、なぜかこちらまで嬉しくなってしまいます。
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原生花園を過ぎるとルピナスの咲き誇る止別駅に到着。

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駅舎は古いものが残っており、旧駅事務室を改装した「えきばしゃ」というラーメン屋が入っているそうです。

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止別を出ると列車は再びオホーツク海に接近。この辺りは家も無く、ひたすら原野と海が続く風光明媚な車窓でした。

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それにしても本当に晴れてくれてよかった…。

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知床斜里駅に近づいてくると線路は海から離れ、車窓には斜里岳の姿が見えてきました。

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知床斜里駅ではしばらく停車。ここで車内に一人若い男性が乗りこんできて、アイスやシュークリームなどを販売していました。この日は朝から暑かったということもあり、アイスはかなりの売り上げだったようです。

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知床観光の拠点となる知床斜里駅。駅舎、駅周辺ともども綺麗に整備されており、観光地の匂いがプンプン漂っています。この一帯は2005年に知床が世界遺産登録された後、再開発されたようです。
ただ「知床観光の拠点」とはいうものの、知床五湖まではまだまだ遠く、バスだと1時間半近くかかります。
日本最後の秘境とも称される知床半島…やはり一度は訪れてみたいものですね。

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知床斜里を出ると線路は向きを90度を変え、それまでの東から南に進路変更して走ることになります。このため、先程まで右手に見えていた斜里岳も車窓左側に移ります。
車窓も随分変わり、原野や海ではなく整然とした畑が目立つようになりました。

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こうした景色は北海道ならでは。
所々に木がチョコチョコ立っているのが可愛らしいですね(笑

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その後進路は南西向きに変わり、清里町、札弦に続いて緑駅に停車。
一部この緑駅止まりの列車も存在し、この先川湯温泉方面の列車本数はさらに減ります。上川~白滝もそうでしたが、この緑~川湯温泉でも支庁を跨ぐため、一段と利用者が少なくなるようです。北海道以外でいえば県境に当たる区間です。

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緑からは14.5km離れた川湯温泉を目指して峠越え。木々に囲まれた山間路線を上りつめていきます。
その峠を越えると北海道屈指の温泉街、川湯温泉に到着。厳冬期の北海道、雪降る中でこうした温泉地を訪れてみたいなぁと常々思っていますが、今冬こそ…。

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川湯温泉を出てからも相変わらず木々に囲まれた車窓が続きます。ちょっと退屈です。

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快速列車なので美留和駅は通過し、次に停まるのは摩周。元の駅名は弟子屈(てしかが)でしたが、摩周湖にも近いということから現駅名に改称されました。
川湯温泉に続き、ここでもそれなりに乗り降りがありました。

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南弟子屈は通過、磯分内には停車し、次の標茶では10分ほどの列車交換待ち。
駅舎は中央に三角屋根を持つ特徴的もので、川湯温泉や摩周に通じるものがあります。
89年までは標津線の分岐駅でもありました。

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五十石を通過し、車窓はだんだんと湿原っぽくなってきました。
釧路湿原の北端に位置する茅沼からは本格的に湿原の中を走ります。

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どこまでも続く湿原…。

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乗客も総立ちになり、車窓いっぱいに広がる大湿原をカメラに収めていました。

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こうして後ろから見ると、列車が湿原の中を走っているということがよく分かります。

このように列車は湿原を縦断して走っていくわけですが、何故ここに線路を引いたのか、改めて考えてみると不思議に思えます。この線路が湿原のほぼ東端になっており、もう少し東側にずらせば湿原の中を通らずに線路を引けたはずなのですが…。(並行する国道391号線もこの区間はもっと東側を走っていますし…)
もっとも、路線開通当時は釧路湿原もまだ国立公園ではありませんでしたし、環境保護も積極的には行われていませんでしたから、あくまで”最短ルート”を追求した結果なのかもしれません。そう考えれば別に不思議なことはないのですが、これほど環境保護が叫ばれている今の視点から見ると、湿原の真ん中に線路を作るということに何となく違和感を覚えてしまいます。
(まあそんな違和感を抱きつつも、こうして車窓を楽しんでいるわけですから世話ないですが…)

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残念ながらこの快速列車は徐行することもなく、特別な放送も無く、あくまで”路線の一部”としてこの湿原を走り抜けていきました。
普通の列車でも十分景色は楽しめますが、やはり湿原を満喫するなら「ノロッコ号」が一番でしょうね。

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そして釧路湿原駅で下車。名前の通り湿原のど真ん中にある駅ですが、周囲が木々に覆われているため「湿原」という雰囲気はありません。

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観光地らしく、駅舎は凝ったログハウス調。
駅名板が付いていなければ、洒落たカフェか何かかと思ってしまいそうです。

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駅から階段を上ること約5分、ビジターセンターがありました。
展望台までは僅か200mですが、一旦ここに荷物を預けてから展望台に向かいます。

数分歩いて一つ目の展望台へ。
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手前の木々が邪魔ですが、その向こうにはどこまでも広がる釧路湿原!

「広いなー…」
この恵まれた景色を前に、そんな幼稚な感想しか抱けない自分が悲しい…。

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そこから少し移動し、メインとなる「細岡展望台」にやってきました。

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ここも手前に木々が繁茂していましたが、その大パノラマにはただ言葉を失うばかり。
突如目の前に現れたあまりにも広大な「手つかずの自然」と対峙して、その自然に飲み込まれてしまいそうな感覚を味わいました。


展望台からのパノラマを楽しんだ後、先程のビジターセンターに戻って遅めの昼食と摂り、コーヒーを飲んで一服。
釧路湿原にはいくつもの展望台があり、もっと湿原に近づける場所もあるのですが、この釧路湿原駅周辺は細岡展望台くらいしか見所がありません。今回は次の列車まで2時間ほどあったのですが、展望台に行った後は特にやることも無く、ビジターセンターでくつろぐ以外に時間の潰し方を思いつきませんでした。。(あまりにもヒマだったので展望台は2往復しましたが…笑)
手軽に大湿原を味わいたい、というのであればこの細岡展望台がうってつけと言えますが、”本気で”釧路湿原を堪能したいのであれば車やレンタサイクルを使う、あるいは先程の「ノロッコ」号に乗った方が効率的かと思います。

釧路湿原14:51→15:09
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やがて多くの観光客に出迎えられて列車がやってきました。駅前には多くの人がいましたが、意外にも列車に乗り込んだのは5名ほど。車内は割と混んでいましたが、座席は確保でき、終点の釧路まで座ることができました。

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釧路に到着。
釧路湿原を後にした頃から曇り始め、この時は雨が降りそうなほど雲行きが怪しくなっていました。

次回は釧路散策と花咲線の旅です。
~続く
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2012/07/18 Wed. 22:24 | trackback: 0 | comment: 0edit

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