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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

北海道周遊鉄道旅 その15(Last!) 

7/7(土)~8(日) 7・8日目
1週間に及んだ今回の旅行もいよいよ最終日です。

前夜は遅かったものの、眠い体に鞭打って6時過ぎに起床。朝食用のコーヒーとサンドイッチをコンビニで買いこみ、人のまばらな札幌の街を歩いて駅へと向かいます。

札幌6:51→小樽7:37
6両編成ながら車内は殆ど座席が埋まっており、辛うじて着席。流石は札幌、休日の朝だというのにこの混雑ぶりです。
列車は札幌の市街地を抜け、また海沿いに走っていきます。この日は朝から天気が良く、海も青々として綺麗だったのものの、反対側に座っていたため車窓は殆ど楽しめませんでした…。

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小樽駅に到着。ここで乗り換えですが、一旦駅の外に出てみました。
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運河までは約600m。往復20分もあれば十分見に行けたと思いますが、時間も中途半端だったため今回は断念。前回の旅行時も小樽は寄れなかったので、「3度目の正直」で次こそじっくり観光したいものです。

小樽8:07→長万部11:13
行きと同じく「山線」で長万部へ向かいます。
早めに並んでいたので座席は取れたものの、休日ということもあって車内はかなりの混雑。もちろん座席はすべて埋まり、立ち客も20人ほど。途中の余市駅を過ぎても尚立ったままの人がいて、倶知安駅でようやく車内の全員が着席しました。

その倶知安では行き違いのため少々停車。
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倶知安と書いて「くっちゃん」。ここにも北海道新幹線がやってきます。
相当数の観光客がここで下車していきました。羊蹄山登山や温泉目当てなのでしょうか?

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列車は再び走り始め、倶知安に続いて比羅夫に停車。
何とこの駅は駅舎が民宿になっていて、ホームページによれば「列車を下りて17歩」で到着する「日本一探しやすい宿」とのこと。
ホームに積まれた薪はバーベキューに使われているようです。

この後さらに1時間半ほど走り続け(往路と同じルートなので途中は割愛)、長万部に無事到着。
小樽から長万部まで乗り通した人も多く、3時間以上の長旅に皆さん疲れた様子でした。

長万部11:30→函館12:51
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函館までは特急を使います。
もちろん余計な出費を避けたいのは山々でしたが、例によって普通列車の接続が悪く、次の函館行きは13:28までありません。背は腹にかえられない…ということで、ちょっと贅沢に特急の旅。

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古いキハ183系ながら、座席は最近リニューアルされたらしく快適でした。

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昼食はまたも「かにめし」(笑
過去の北海道旅行でも2回、そして今回も2回…既に4回も食べたことになります。
何回食べてもやっぱり旨いです。

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車窓には海。晴れてはいましたが、正面に見えるはずの駒ケ岳は雲隠れ…。

函館13:15→木古内14:28
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函館到着。あと少しで北海道ともお別れです。
ここからはまたローカル線。しかし意外と乗客は多く、どのボックスも2~3人座っている感じでした。

木古内14:34→蟹田15:21
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いよいよ北海道を後にし、本州へと戻ります。

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青函トンネルに入り、どんどん北の大地は後方に…。
後ろ髪を引かれる思いです。

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海を渡り、本州・蟹田駅まで戻ってきました。
まだまだ青森県なのですが、既に「帰って来てしまった」という感じになります…。

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蟹田駅では40分ほどの待ち合わせ。
やることもないのでずっと待合室にいましたが、木材がふんだんに使われた待合室には木のいい香りが漂っていて、非常にリラックスできる空間でした。

蟹田16:03→青森17:09
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ここからは701系…と思いきや、キハ40でした。一日一往復のみの三厩~青森直通列車です。

通常蟹田~青森は40分ほど。でもこの列車は青森まで1時間6分もかかります。ただでさえ気動車でスピードが遅いのに、郷沢で7分、中沢で12分停まるなど非常にマイペース…。時間など気にせずのんびりと走ります。

最初車内は閑散としていましたが、どこかの駅で大量の高校生が乗車。
旅の道中至る所で見てきた光景ですが、今回ばかりはもうちょっと何とかならないものかな、と思ってしまいました…。まぁでも仕方ない…。

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青森に到着。駅前では何やらイベントが行われていたようで、いつになく賑やかでした。

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ベイブリッジから海を眺めます。
青函トンネルを抜けている時は旅が終わる寂しさを感じていましたが、この時は何か”ミッション”を終えた後のように、非常に清々しい気持ちでした。

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さて、もうすぐ列車の時間。駅へと戻ります。

青森18:22→上野6:58
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〆は「あけぼの」です。
今やたった2往復の定期ブルトレ。乗れるときに乗っておかないと悔いが残る…そんな思いから、今回の最終ランナーに選びました。

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本当は「ソロ」が良かったのですが、節約のため「ゴロンとシート」。

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設備は通常のB寝台と変わりません。
リネン、枕、浴衣が付いていないだけで6300円も安くなるわけですから、通常料金を払ってB寝台に乗るのが馬鹿らしく感じてしまいます…。おそらく「6300円の差」は「人件費の差」なのでしょう。

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客車特有のショックと共に青森駅を発車。
上野駅を目指す12時間半の旅が始まります。

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今回の旅「最後の晩餐」。青森駅で買った「八戸小唄寿司」という押し寿司です。
既に駅弁屋が閉まっていて、newdaysに唯一残っていたのがこの駅弁でした。

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食事を終え車窓に目をやると、そこには美しい夕日と岩木山のシルエットがありました。
粋な演出をしてくれるものです…。


間もなく弘前に到着。多くの乗客が乗り込んできて、私の区画にも新たに二人加わりました。
向かいの座席に人が来てしまったので、ベッドのカーテンを引き、自分の空間にこもって写真を見返したりケータイを弄ったり…。やはり周囲を気にしなくてはならないのが解放寝台の辛いところではありますが、こうしてカーテンを閉めたベッドの上で自分だけの世界に浸る、というのも悪くないものです。

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21:21、秋田着。ここからさらに乗客は増え、見た限りゴロンとシートは殆ど埋まったようでした。
やることも無くなってしまい、何より睡魔に負けて秋田出発後早くも就寝。
その後1時間毎に寝たり起きたりの繰り返しで熟睡はできなかったものの、合わせて8時間ほどは寝ていたような気がします。

*******************

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こうして、「あけぼの」の旅は殆ど寝ているうちに終わりを告げました。
上野駅到着は7時20分頃。大雨の影響で遅れての到着となりました。

一部の乗客は名残惜しそうにホームに残っていましたが(自分を含めて)、大多数の人々は暇乞いをするでもなく、足早に各々の目的地へ向け去っていきました。こういう光景を見ると「あけぼの」が特別な列車でも何でもなく、本当に日常の一部として存在しているということを感じます。
そんな日常がこの先も変わらずにあり続けますように…。

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見慣れたホーム、見慣れた車両、見慣れた景色…。
緑とオレンジの帯をまとったステンレスの車両を目にすると、否が応でも現実に引き戻されてしまいます。

「あぁ、帰ってきたんだな…」

まだまだ旅をしていたいと思う一方、内心「ホッ」としている自分がそこにいました。



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こうして今回の北海道旅行は幕を閉じました。
鉄道での総移動距離3588.5kmに及んだ今回の旅。例によってずーっと列車に揺られているだけの7日間ではありましたが、その中にも心を揺さぶる景色や人と出会いがあり、様々な問題意識を抱き、北へ東へ各地に足跡を刻むことができました。
半年後や1年後ではなく、10年20年後に思い出した時に「あぁ、あの旅は良かった」と振り返れる旅をしたい――。最近は常々そんな思いを持っています。
今回の旅は10年後20年後、どんな形で、どんな場面で、どれほどの鮮やかさを持って思い出されることになるのでしょう…。

終わり

※今回の旅行で乗車した路線は「乗車記録」にも反映しておきました
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2012/07/24 Tue. 23:29 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

北海道は自然環境や文化などが特徴的なので、乗車中心の鉄道旅行でも十分に楽しめると思いました。今回拝見した写真からも、一言では表せないような北海道の魅力、人々の暮らし、問題点などを感じます。

青森に戻られた際に「帰ってきた」と感じられたようですが、旅行を繰り返していると、何度か通る場所も増えますし、見知らぬ地域がいつの間にか身近な場所になっていることがありますよね。一度だけではなく二度も三度も訪れることで、親しみを感じる地方が増え、ミクロな視点で街を見れるようになっていくことも鉄道旅行の魅力の一つだと思っています。

今回も楽しく読ませていただきました。ご旅行と旅行記の作成、お疲れ様でした。

mt #- | URL | 2012/07/25 01:34 * edit *

こんばんは。

「北海道」と一括りに言っても広いですから、場所によって気候も生活も雰囲気も驚くくらい違います。そういった地域ごとの特色は今回の旅行でも十分感じ取ることができました。適当な写真ばかりですが、そこから何か受け取っていただけたなら幸いです。

青森は今回で5回目ですから、そういう意味ではかなり身近に感じるところはありました。将来的にあちこち転勤や出張で出向く機会もあるでしょうから、可能な限り多く、今のうちに各地に「親しみを覚える場所」を作っておきたいと思います。

旅行記の目次に関してですが、あれは完全にお遊びです(笑
思いつきでやったので画像のチョイスも案外適当だったりしますが…。


GAN #h8dDW2yY | URL | 2012/07/25 21:06 * edit *

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