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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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最後の「夏休み」―東奔西走漫遊記 Vol.5 

8/30(木) 3日目<後編>
木次からは「奥出雲おろち」に乗車、トロッコ列車で木次線の旅を楽しみます。
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「おろち号」は入線に際して一旦停車するのですが、駅員さんが「カメラをお持ちのお客様は、この一時停車時に撮影されるのが良いかと思われます。ここが撮影のベストポジションかと思います。」と、親切にアナウンスしていました。
ということで、その一時停車中に一枚。
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ドアが開き、いざ車内へ。
こちらは控え車のスハフ12-801。

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こちらはトロッコ車両スハフ13-801。他のトロッコ列車と同じように、ボックス席が中心の座席構成です。
ちなみに1枚指定券を取れば、控え車でもトロッコ車でも好きな方に乗車可能。
(もちろん移動も自由)

木次10:08→出雲横田11:08
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いよいよ発車時間になり、列車はゆっくり木次駅を出発。
駅員さんが総出(6,7人?)で見送りをしてくれました。

車内はそれなりに盛況。ただ満席というわけではなく、程よく席が埋まっているという感じ。
やはり家族連れやグループが目立つ中、私のような一人旅の人もちらほら見受けられ、私の前に座ってた男性も「18切符での旅行中」とのことでした。

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列車は奥出雲の長閑な景色の中を進んでいきます。
この日も気温は高かったのですが、走っていると心地よい風が入ってくるので、特に暑さを感じることもありませんでした。

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日登からは車内販売の方が乗車し、乳製品(アイスや牛乳)を販売していました。
折角なので私もコーヒー牛乳(100円)を購入。

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トンネル通過中の様子。トンネルに入っても、誰一人控え車に移ろうとはしませんでした。
こうした体験もトロッコ列車ならでは、ですからね。

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この辺りで「車窓右手に見えているのは中国山地です。これからこの列車は中国山地を越えて備後落合に向かいます」というアナウンスが入りました。
この先木次線はスイッチバックやトンネルを駆使して、天嶮の地・中国山地を越えていくのです。

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出雲三成から今度は「仁多牛べんとう」と「笹ずし」の車内販売が乗り込んできました。
美味しそうだったのですが、今日の昼は「出雲そば!」と決めていたため、ここは我慢。
また蕎麦なの?という感じですが…(^^;

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「砂の器」でその名が知られるようになった亀嵩駅。
駅舎には蕎麦屋が入っており、事前に予約しておけば指定の列車まで届けてくれるようです。

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そして私は出雲横田で下車。
終点の備後落合まで行ってしまっても良かったのですが、そうすると備後落合で2時間以上列車を待つ羽目になってしまいます…。ならば途中下車しよう!ということでここで降りることにしたのです。

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出雲横田駅の特徴はこの駅舎。
1934年築で、出雲大社をモデルにした大社造り。そのため、駅なのに注連縄まで飾られています。
駅前には昔ながらの丸ポストもあり、それがまたいい味を出しています。

この後駅員さんに荷物を預かっていただき、周辺の情報をお聞きしました。
駅員さんによれば「この近くだと有名なのは「稲田神社」かな。その境内に美味しい蕎麦屋あるよ。」とのこと。
歩いて25分くらいということですが、「若いからもっと早く着くよ(笑)」と言われ(この台詞聞くのは二回目…)、駅員さんにお礼を述べて駅を後にしました。

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出雲横田はそろばんの町。
国内におけるシェアは60%にも上るといいます。

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こんな穏やかな景色の中を悠々と歩いていきます。
まさに「一昔前の日本の里山」といった感じで、思わずため息が出てしまう情景でした。

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駅から20分、稲田神社に到着。立派な社殿が迎えてくれました。

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昭和初期に建設されたということですから、比較的歴史の浅い神社のようです。

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右手前の建物が、先程駅員さんの言っていた蕎麦屋「ゆかり庵」。
元々は社務所だったのでしょう、最近建物を改装し蕎麦屋として営業し始めたそうです。

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ここでお昼。「そば御膳(1200円)」を頂きます。

蕎麦は風味が強く、表面もザラザラしていて、先日出雲市で食べたものとは全く別物。コシもあって、個人的にはこちらの方が好みだったかもしれません。
おにぎりも特産品の「仁多米」を使ったもの、他のおかずにもすべて自家製の素材が使われていて、本当に美味しい定食でした。

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食事だけでなく、建物自体も開放的で居心地が良かったです。
風に吹かれ、風鈴の音を聞き、庭を眺めながら蕎麦をすする…最高に贅沢な一時だったと思います。

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そんな贅沢な昼食を終えた後、のんびりと駅へ帰ります。

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一面に広がる黄色の絨毯。稲穂はこうべを垂れ、収穫も間近のようでした。

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写真を撮ったり寄り道をしたり、30分ほどかけて駅前まで戻ってきました。

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青空のもとで駅舎をもう一枚。

出雲横田13:10→備後落合14:15
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ここからは普通列車で備後落合に向かいます。
やってきた列車は2両編成でしたが、後ろ1両は出雲横田で折り返して木次方面へ戻るようです。

備後落合行きの車内には大荷物を持った乗客が一杯。
座席は殆ど埋まっていたため、またも優先席に腰をおろしてしまいました…。

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列車は出雲横田を出ると、美しい田園風景の中を進んでいきます。

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次第に勾配が急になってきて…。

こうして最後尾で車窓を眺めていると、背後から
「スイッチバックはまだかな?」とおじさんが問いかけてきました。
そう、出雲坂根駅付近には珍しい「3段式スイッチバック」が設けてあり、木次線の見所の一つになっているのです。
「あと15分くらいで出雲坂根に着くので、スイッチバックはその後だと思いますよ」と教えてあげると、そこからおじさんとの会話に花が咲き、出雲坂根に着くまでの15分ほどずっと話し込んでしまいました。聞けばおじさんはご夫婦で旅行中で、特に鉄道ファンというわけではなく、ただこうして列車で旅をするのが好きなんだそうです。

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その出雲坂根に到着、ここで数分停まります。
「奥出雲おろち」も停車中で、駅構内は大変な賑わいでした。

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列車は出雲坂根を発車し、3段式スイッチバックに挑みます。その様子を先程のおじさん、その他何名かの旅行者と共に眺めていました。

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右が木次方面、左が備後落合方面に向かう線路です。
普通のスイッチバックならこれで終わりなのですが…

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「3段式」なのでもう一度進行方向を変えます。

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直進の線路が木次方面、左が備後落合方面。
左の信号が青に変わり、進行方向を変えて備後落合方面に向かいます。

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この先車窓には国道314号線の「おろちループ」が見えてきます。
険しい山を越えるため、大きく円を描くことで標高差を稼いでいるわけです。
2枚目の画像をよく見ると、道路が弧を描いている様子がお分かりいただけるはず…。

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三井野原駅はJR西日本でもっとも標高の高い駅。その高さは726m。
先程の出雲坂根が565mだったので、僅か一駅(6.4km)で150m以上登ってきたことになります。

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その後は先程のおじさんとの会話がまた弾み、気付けば終点の備後落合に到着。
ここからは右に写っている芸備線で新見に向かいます。

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12月に来た時と同じく、今回もちょうど3両並びました。備後落合駅が最もにぎわう時間帯です。

備後落合14:34→新見15:58
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おじさん夫婦とはこの列車でも一緒。
おじさんとはずっと話し続けていましたが、基本的に話題はおじさんが提供してくれるため、私はそれに対して所見を述べたり相槌を打ったり…。ただおじさんの話はどれも面白くて、話を聞くことが苦になることもありませんでした。(奥さんは「主人のお守してくださってありがとうね」と、恐縮気味でしたが…)

話題は多岐にわたり、「映画が大好き」というおじさんのおススメ映画の話や、旅行談議、あとは駅の話(映画のロケ地となった駅を巡っているらしく、おじさんはやたら駅に詳しかった)、人生論に至るまで、会話が途切れることはありませんでした。
そんなおじさんですが、会話の合間合間に思い出したように車窓を眺めては「それにしてもええ景色やなー」と呟いていて、その様子に思わずツボってしまった…(笑

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新見に到着。

新見16:15→岡山17:58
何と、おじさんとはこの列車も一緒!
今度は奥さんも交えて3人で会話していましたが、流石に後半は話疲れ、会話は途切れてしまいました。

「人間気持ちが大事やねん!時代は変わっても、これだけはいつの時代も変わらん。だから学歴も頭の良しあしも関係ない。強い気持ちがあれば人に好かれるし、そういう人こそ社会でもうまくやっていけるんや。いかに気持ちがこもってるか、「熱い心」でやってるか。同じことをやるにしても、その”気持ちの差”が”人間の差”になる…」
長い会話の中でも一番印象に残っている言葉です。

これはほんとに就活をやっていても感じたこと。
凄く抽象的で分かりにくいのですが、確かに「気持ち」って人に伝わるし、逆に「気持ちが入ってない」ことも伝わってしまう。
人に好かれる人っていうのは何事にも本気で取り組んでいる人。
思っていてもなかなか実行できないことではありますが、やはり社会に出るうえでは必ず必要なことだと思いますし、このおじさんの金言を胸に、常日頃から意識を高めていきたいと思った次第です。
*******************

岡山でついにおじさん夫婦ともお別れ。
丁重にお礼を言い、「良い旅を!」とご夫婦に見送られて一人岡山で下車しました。

岡山18:12→坂出18:50
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本日の最終目的地は岡山ですが、夕食を摂るために四国へ渡ります。そう、讃岐うどんです。
帰宅ラッシュのピークということで車内も混みそうだったので、大奮発してグリーン車に乗ることにしました。旅だとついつい財布の紐が緩んでしまいます…。

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瀬戸大橋からは素晴らしい夕焼けが望めました。(デッキから撮影)

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今回は高松の手前、坂出で下車。

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ケータイを駆使してうどん屋を探してみるも、案外この時間にやっているところは少なく、選択肢は殆どありませんでした。ひとまず駅から10分ほどのところに1軒営業中のお店があったので、そこに向かうことに。

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辿りついたのは「いきいきうどん」というチェーン店で、見た目は普通の”町の食堂”という感じ。この時間にうどんを食べる人は少ないのか、店内は閑散としていました。
そして注文したのは釜揚げの「大」にちくわ天と鶏唐、しめて660円。
見ての通り「大」サイズは凄いボリュームで、最後の方はかなり必死になって麺をすすりましたが、何とか完食!
重い腹を抱えながら一路駅へと引き返したのでした。

坂出19:54→岡山20:36
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この後岡山に戻り、ここで宿泊。
さすがに岡山は人も多く、久しぶりに大都会に来たような気がしました。
(続く)
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2012/09/10 Mon. 21:58 | trackback: 0 | comment: 0edit

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