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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

最後の「夏休み」―東奔西走漫遊記 Vol.16 

9/5(水) 9日目<後編>
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陸羽西線の旅を終え、山形県酒田までやってきました。
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ここからは秋田を目指して奥羽本線を北上。9:38発秋田行きの車内で発車を待ちます。

…が、発車の3分ほど前になって車内放送。
「お客様にお知らせいたします。この先の遊佐付近で大雨が降っているため、この列車、運行を見合わせます。運転再開の見込みは立っていません。」

どうせゲリラ豪雨だからすぐ止むだろう…そう高をくくって待つことさらに5分。
「お客様にお知らせいたします。この列車は大雨の影響で運休となります。代行バスをご用意いたしますので、そちらをご利用ください。お客様には大変ご迷惑をおかけします――」

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このJRの決断の早さを喜ぶべきか否かは分かりませんが、余程酷い雨が降っているのでしょう。こればかりは自然現象なので仕方ないとはいえ、またしても雨に邪魔をされる格好となりました…。余程日頃の行いが悪いのかなぁ…。

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一方の酒田ですが、この時全く雨は降っていませんでした。それどころか、まるで私を嘲笑うかのように雲の隙間から日が差していました。

酒田10:30頃→秋田12:50頃(代行バス)
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駅前の階段に座って待つこと40分、ようやく代行バスが到着。
発車準備に10分ほどかかり、酒田を出たのは10:30を回った頃だったかと思います。

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バス車内の様子。

丁度酒田を発車する頃、先程まで日が差していた酒田にも大雨が降りだしました。まさに滝のような猛烈な雨で、これでは列車が止まってしまうのも仕方ない…と思えるほどの降り方でした。
バスは車道にたまった水を豪快に跳ね飛ばしながら、奥羽本線に沿って秋田へ向かいます。途中の南鳥海駅と遊佐駅に立ち寄り、象潟SAで休憩時間がとられた以外はノンストップでの運行。秋田までは2時間以上の道のりでしたが、ほぼ熟睡していたため、思ったよりあっという間だった気がします。

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奥羽本線同様、バスも海沿いを走ります。
この頃には雨も止み、少しずつ空は明るく…。

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結局秋田に着いたのは12:50。予定では11:30に到着するはずだったので、1時間20分遅れです。
秋田上空には所々青空も見えていました。

秋田13:36→大曲14:24
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秋田駅ではロッテリアで時間を潰し、13:36発の院内行きで大曲へ。
この区間は標準軌の秋田新幹線と狭軌の奥羽本線が並走するため、幅の異なる2種類の線路が並行して敷かれています。(一部区間は三線軌条になっているようです。)
こうやって見ると、その幅の違いが一目瞭然ですね。

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花火の街としても有名な大曲。毎年8月に行われる「大曲全国花火競技大会」は日本最大規模の花火大会で、多い年には70万人以上が訪れるのだとか…。

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駅舎は「東北駅100選」にも選ばれている近未来的なものですが…目がチカチカする…(笑

大曲14:40→盛岡15:39
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先程の遅れを少しでも取り戻すべく、ここからは新幹線で一気に盛岡へ。
当初は角館で降りるつもりでしたが、それはまた次回にお預け。考えてみれば東京からここまで乗り換えなしで来れるわけですから、いつか土日を使って訪れることにでもしましょう。

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先程の奥羽本線も含め、この辺りの風景はどこもこんな感じ。東北らしい緑豊かな景色です。

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ここで少し遅めの昼食です。
去年に引き続き2回目の購入となった「鶏めし」。やはり何度食べても美味しいですね。

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田沢湖を過ぎると、列車は急峻な山間部を走ります。秋田・盛岡の県境、仙岩峠です。
県を跨ぐ乗客が少ないのはどこも同じで、この区間の普通列車はわずか4往復しかありません。

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峠を越えると再び田園風景。終点の盛岡はもうすぐ。

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盛岡駅。今晩の宿泊地はここなのですが、まだ時間もあるのでまたローカル線に乗ります。

盛岡16:33→茂市18:28(+11分遅れ)
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山田線です。
昨年の震災で宮古~釜石の沿岸部が被災し、おそらくこの先5年10年といった単位で運休が続くと思われる山田線。現在は山間部を走る盛岡~宮古のみ運転しています。
この盛岡~宮古も景色が良いと評判で、また長さも100km以上あるため、せめて今回はこの区間だけでも乗っておきたい…と思ってプランに組み込んだのでした。

車両はキハ110系の2両。車掌も乗務していて、車内は思ったより活況を呈していました。

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盛岡から山岸の辺りまでは盛岡の市街地が続き、利用者も比較的多いようです。

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やがて車窓に緑が増えていき、上米内に到着。意外にもここで大量の乗客が下車し、車内は一気に活気を失いました。盛岡~上米内に区間列車があるのも納得できます。

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上米内から先はいよいよ山田線の見せ場。人家のない山間部に分け入っていきます。

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元々山田線は大正時代に敷設が開始された路線ですが、盛岡~宮古は難所・北上山地を越さなければならず、人口希薄地帯が多いため建設反対派も少なくなかったようです。ただ地元盛岡出身の原敬が建設を推進したため予定通り開業し、それゆえ「我田引鉄」と揶揄されることもしばしば。
帝国議会の答弁において「猿でも乗せるつもりか」と問われた際、原が「猿は乗せない規則となっております」と何食わぬ顔で答えたというエピソードは山田線を語る上で欠かせないものとなっています。

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上米内から10分ちょっと走り、秘境駅として有名な大志田駅を通過。普通列車でも一部が通過するため、この駅に停まる列車は1日3本のみ(上り2本、下り一本)、それも早朝と日没後だけなので、列車でこの駅を訪れるのは困難を極めます。駅には「クマ注意」の貼り紙もあるそうなので、訪問の際はくれぐれも自己責任で…。

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隣の浅岸駅も大志田とさして変わらぬロケーションにありますが、こちらには普通列車が全て停まります。
そうはいっても一日5本しか停まらないのですが、17:05着(宮古行き)と17:27発(盛岡行き)を組み合わせれば、比較的容易に訪問できそうです。

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依然人家は見当たりません。
既に雨は止んで青空も出始めていましたが、この辺りは徐行しながらの運転でした。

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10分ほどの遅れで区界駅に到着。駅周辺には民家もあり、久しぶりに人界に戻ってきたような感じすらします。
ちなみにここの標高は744mあり、東北地方ではもっとも標高の高い駅。周辺には高原らしい景色が広がります。

区界からは国道106号に沿って走るため、その国道沿いに民家がポツポツと見受けられるようになります。
ただまとまった集落や商店があるわけではなく、秘境感は相変わらず。

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平津戸~川内

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川内~箱石
蛇行する閉伊川を何度も渡ります。

川内駅周辺には大き目の集落があり、その先では若干景色も開けて農地なども見られるようになります。ただ、住宅がまとまっているのは川内駅周辺に限られ、そこからはまた自然豊かな車窓。この辺りはまさに「山」と「田」の景色が広がっていました。(全然上手くないですが)

茂市18:32(+8分遅れ)→盛岡20:26
結局先程の遅れを取り戻せぬまま、10分遅れで茂市に到着。ここで列車を交換するため、上り盛岡行きの最終列車に乗り込んで盛岡へ引き返します。本当なら茂市で4分ほど余裕があったのですが、列車が遅れていたため駅名標を記録する間もなく…。それどころか、茂市に着くや否や盛岡行きのドアが閉まり始めてしまったため、危うく今日中に盛岡に戻ることができなくなるところでした…。

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無事盛岡に戻ってきました。

__ (15)
夕食は盛岡らしいものを…ということで、駅近くの「ぴょんぴょん舎」で冷麺を食べることに。「冷麺と言えばここ」というくらい有名なお店なので、盛岡に来た暁には是非寄りたいと思っていました。画像は小サイズの冷麺で、この他に小ビビンバも注文(旅最終日の夜、ということでビールも…)。美味しかったー!

明日はいよいよ最終日。旅の幕切れが迫ってきました。
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2012/09/25 Tue. 20:39 | trackback: 0 | comment: 0edit

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