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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

ゆけむりと錦秋の列車旅 その12(最終回) 

11/5(月) 5日目<後編>
13時ごろ駅へと戻ってきました。

小出13:17→只見14:36
ここからは先程タクシー代行だった区間、小出~只見に乗車します。

※なお、11/18現在この列車(2424D)と折り返し(2425D)はバス代行になっているようです。車両故障による措置で、復旧時期は未定とのこと。ご利用の際はご注意を。 ←11/22に復旧したようです
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車両は新潟色の2両編成。新津からの借入車両です。

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この時はちょうど紅葉の最盛期ということで、車内には観光車掌「だんだんど~も」の方が乗車されていました。この先、車窓の見所等を随時車内アナウンスしてくれます。
「写真撮らせてもらっていいですか?」と伺って、一枚撮らせていただきました。

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さらに、その観光車掌の方からこんなものが乗客に配布されました。
観光案内のパンフと共に袋に入っていたのは、何と魚沼産のコシヒカリ!(早速食べたのですが、市販の米とは全然違いました…美味しかったです^^)

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そして記念乗車証も。

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平日だからそれほど混雑しないはず…と高をくくっていたのですが、シニア層を中心に乗客は多く、どのボックスにも2~3人座っているような感じでした。紅葉の只見線の人気は伊達ではありません。
後で観光車掌の方に伺ったところ、この日の乗客は73人だったそうです(前日の日曜日は101人だったとか)。

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列車はいよいよ小出駅を発車し、只見を目指す1時間19分の旅が始まります。出発早々、車掌のアナウンスに続き、観光車掌のあいさつがありました。
只見線は上越線と分かれ、魚野川を渡って小出の街を離れていきます。奥に見える雪山は「越後三山」で、駒ケ岳、八海山、中ノ岳(だったはず…)。

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次第に田園風景が車窓のメインになり、家も少なくなってきました。
只見線の小出~大白川は全て魚沼市に属していて、沿線は「魚沼コシヒカリ」の一大産地。先程配られたお米も、この辺りでとれたものなのでしょう。

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藪神~越後広瀬にて。この先車窓に寄り添う破間川(あぶるまがわ)を初めて渡ります。

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越後須原駅に到着。小出~大白川間の開通70周年を記念して「かかしコンテスト」が行われていたようで、駅周辺にはバラエティーに富んだ案山子がいくつも立っていました。

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上条~入広瀬で観光車掌によるアナウンスがあり、「左手に棚田が見えますので是非ご覧ください」ということで撮ったのがこちらの画像。確かこの山の奥が旧山古志村(現・長岡市)だったはず。観光車掌の方が色々と説明してくださっていたのですが、イマイチ自信がありません…。

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入広瀬駅は無人駅ながら、立派な駅舎がありました。

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続く柿ノ木駅は小さな無人駅。観光車掌の方が言うには「この駅を利用していた高校生が卒業し、今この駅を定期的に使う人はいません。いつ無くなってもおかしくない駅だと思います」。
その言葉通り、2013年3月改正限りで臨時駅に降格、全列車が通過となることが発表されました。(1/4追記)

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入広瀬駅辺りから徐々に山深くなってきました。

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そしてここが観光車掌の方一押しの撮影ポイント、「柿ノ木シェルター」。
写真では紅葉が綺麗に写っていませんが、肉眼ではもっと鮮やかで、赤いシェルターとの組み合わせが絶妙でした。

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進むにつれて紅葉の色づきも徐々に濃くなり…。

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大白川駅に到着。次の駅は終点只見ですが、この先の一区間だけで所要時間30分。六十里越に挑み、県境を越えるこの区間は只見線の中でも最も山深く、特に紅葉が美しいことで知られる場所です。以下、その車窓をご覧ください。
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いずれも大白川~只見にて。破間川を渡る度に車内のあちこちから歓声が聞こえ、乗客の皆さんもその絶景を堪能していたようでした。

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やがて列車は長いトンネルに入ります。全長6359mを誇る六十里越トンネルです。
このトンネル内に県境があり、そこに向けてはずっと登り坂。そのため列車はエンジンを唸らせてのんびりと走っていきますが、県境を越えるとエンジン音が無くなり、軽やかに坂を下りていきます。県境が峠の頂上でもあり、只見線の最高地点でもあるのです。

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そしてトンネルを抜けると、紅葉の向こうに守門岳を望む美しい景色が!ここも観光車掌の方おススメのポイントで、徐行サービスも行われました。

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また、その先の田子倉駅付近では右手に田子倉湖が見えます。
でも今は水量が少なくて今一つ…。

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その後もう一つ長いトンネル(田子倉トンネル)を超えると、やがて視界が拓けて只見の街が見えてきました。終点は間もなくです。
観光車掌の方が乗客に向けて礼を述べると、どこからともなく拍手が起こり、車内は和やかなムードに包まれました。

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こうして、5時間ぶりに只見に戻ってきました(笑

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折り返しまで1時間あるので、少し街を散策。
他の乗客も殆どが小出に折り返すようで、駅と街は只見線の乗客で賑わっていました。さしずめ「只見線往復ツアー」といった感じでしょうか。

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私はそんな「ツアー客」達から離れたかったので(笑)、駅から5分ちょっと歩いて只見川へ。しばらくここでのんびりし、15時過ぎに駅へと戻りました。

駅に戻った後は、駅前で休んでらっしゃった「だんだんど~も」の方と少しお話。
「去年の水害では只見駅周辺も冠水して、只見駅は陸の孤島になったと聞いています。それ以来人口も減り続けていて、今年ついに5000人を切ってしまったんですよ」
「只見線はね、観光路線じゃなくて何より生活路線なんです。只見から眼科に行くために小出に行く人もいる。只見の高校に通う生徒も20人弱いる。だから、会津川口~只見も早く復旧させてほしいというのが地元の方の願いなんです。」
「大白川~只見が復旧したのは新潟県知事の強い意向があったからなんです。景色が良いから、廃止にするわけにはいかないって。」
などなど、地元に関するお話を色々と伺いました。
私からもいくつか質問させていただきましたが、中でも気になるのは、やはり会津川口~只見がどうなるかということ。「さっきバスから見た限り、復旧は進んでいないみたいですが、実際復旧は進んでいるんですか?」と尋ねると、観光車掌の方は手で小さく「×」を作られ、続いて一枚のポスターを指さしました。

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「署名を集めたりはしてるんですが、何しろお金がかかりますからね…。なかなか難しいみたいです。」

その後近くにいた中年女性に声をかけられ、また少し会話。その方には「苗場にあるゴンドラが最高だから是非行ってみて!」と、強く勧められ、最後に「私は地元だから、このお米良かったら持って帰って」と、先程配られた魚沼産のコシヒカリを頂きました。1袋300gなので、これで600g。リュックは重くなりますが(笑)、心遣いがありがたかったです。

只見15:42→小出16:57
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案の定殆どの乗客が小出に折り返すため、帰りの列車も混んでいました。
帰りはあまり写真はとらず、車窓を眺めるのに専念。最後まで只見線を味わい尽くしました。

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こうして、結局1日がかりとなった只見線の旅も終り。只見~小出は殆ど「観光列車」だったため落ち着いて「列車旅」を楽しむことはできませんでしたが、観光車掌さんによる説明や撮影ポイントでの徐行、記念品配布など、「観光列車」ならではのサービスもあって、すっかり只見線を満喫できたと思います。何より、列車内から見る紅葉は他路線の比にならないほど素晴らしいものでした。
水害による一部区間の不通に加え、沿線の過疎化、さらにはこの度発表された田子倉駅の廃止など、今厳しい状況に立たされている只見線。しかし、地元の方にも必要とされ、観光客を取り込む魅力の詰まった路線であることには違いありません。一日も早く全線が元通りになることを願っています。

小出17:06→浦佐17:14

浦佐17:21→東京19:00
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最後まで鈍行で帰る予定でしたが…さすがに気力が持たず、新幹線を使って一気に帰京。上越新幹線は初乗車だったので、乗り潰しという点ではちょうど良かったかもしれませんが、余計な出費をしてしまった点は反省しています…。

結局、家に着いたのは20時半頃のこと。また一つ、旅が終わりました。

<あとがき>
今回も沢山の人に出会い、頬杖をついて錦秋の美しい車窓を堪能し、5日間で6つの温泉に浸かって、しっかり美味しいものを食べて、旅の醍醐味を存分に楽しんだ良い旅でした。しかしその一方で、津波や水害のツメ跡を目の当たりにしたり、地元の方に直接話を伺う中で感じるものが多々あったことも事実。ただ「楽しい」だけの旅に終わらなかったのは、ある意味自分が成長した証でもあるのかもしれません。
今回も盛大に散財してしまったので次にいつ旅立てるかは分かりませんが、残り4が月半となった大学生活に悔いを残さないためにも、今後も”隙あらば”日本各地へ足跡を刻みたいと思っています。

いつも通り終わり方が雑になってしまい恐縮ですが、最後まで御覧頂きありがとうございました。
(もし今回の旅行記を「良かった」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、お手数ですが「拍手」ボタンを押していただければ幸いです。
押しつけがましくてすみません。。)


※今回の乗車分も乗車記録に反映しました※
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2012/11/18 Sun. 22:50 | trackback: 0 | comment: 0edit

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