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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

多事多難!厳冬の北海道一人旅 vol.6 

12/24(月) 2日目<その4>
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稚内を目指す宗谷本線の旅。その終点を目前にして下車したのは…

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抜海駅です。
日はすっかり暮れ落ち、寒さが一段と厳しさを増す中、意を決して降りてみました。

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辺りは無音。この空気感を写真ではお伝えできないのが残念ですが、もうとにかく良い雰囲気です。
寒さも忘れ、しばらくその達成感に浸っていました。

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この時の気温は-13℃。ただ、完全防備の甲斐もあって”何とか”まだ耐えられます。

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寒いということを除けば、本当に最高のシチュエーション。
思い切って降りて良かった…。

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駅前の様子。駅周辺に人家は殆どなく、海沿いの集落までは歩いて30分ほどかかるとのこと。
生活の気配は皆無に等しい状況です。

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駅舎は1924年の開業当初からのものですが、外側の一部は改築されているため、正面からだとそこまで古いようには見えません。ただ4枚目の画像を見ても分かる通り、ホーム側には当時の雰囲気が色濃く残っています。

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駅舎内。暖房の類は無いものの、厳重な2重扉によって外界と隔絶されているため、ひとまず極寒はしのげます。
冬のこの時間に訪問が可能なのも、この駅舎があるからこそ。

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有人駅時代に使われていた窓口などはすべて板によって塞がれていますが――

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確かにそこに窓口があったということはわかります。
なお、この奥の部屋(かつての駅員室)は除雪の方々の詰所になっていて、この時も2名の方がいらしたようでした。どこからともなくテレビの音が聞こえてきていたので、最初は不気味だったのですが、理由が分かってホッと一安心。

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こんな木造のラッチも現存。

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全くクリスマスイブの夜に何をやってるんだか…という感じですが(苦笑)、本当に何事にも代えがたい一時でした。

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その後はホームと駅舎とを行ったり来たりしながら、スーパー宗谷の通過を眺めたり…

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名寄方面の普通列車を見送ったり…

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稚内行きのサロベツの通過を見届けたり…。

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少しずつ風が出てきて寒さに耐えられなくなったので、残った時間は待合室で駅ノートを読んで過ごしました。
管理者の方によってきちんとコピー・製本された素晴らしい駅ノート。その駅ノートには「港に行ってアザラシを見た!」という書き込みが多数見受けられたのですが、どうやら毎年11月~4月頃、抜海駅から徒歩30分強ほどの場所にある抜海港にゴマフアザラシが集まるんだそうです。

私がこうして駅舎で駅ノートを読んでいると、隣の部屋に詰めていた保線の方が様子を見に来て「寒いだろうから、良かったらこっちの暖かいとこ来なよ」と気遣ってくださいました。折角なのでお言葉に甘えたいところでしたが、列車の時間も迫っていたので、今回は気持ちだけ拝受。本当は保線の方にも色々お話を伺いたかったなぁと思うのですが…。

抜海18:31→稚内18:49
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そして、2時間の抜海滞在にピリオドを打つ列車がやってきました。
強烈な寒さと、驚くほどの静けさと、そして古い駅舎…。冬の夜に目の当たりにした抜海駅の情景は、数えきれない今旅の思い出の中でも、特に深く鮮やかに私の心に刻み込まれました。

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そんな抜海駅を見た後だと、なおさら稚内駅が無機質で冷たく見えてしまいます。
それでも初めて来た時はそれ相応の感動があったものですが、2回目となるとその感動も無く、「とりあえず終点に着いた」という感覚でしかありませんでした。

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そうは言ってもやはり達成感はあるのですけどね(笑

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前回は防波ドームと温泉くらいしか訪れられなかった稚内。初日の誤算がなければ、この日稚内で半日滞在して、宗谷岬とノシャップ岬に行くつもりでいたのですが…。

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せめて夕飯くらいは良いものを…ということで、ホテル近くの郷土料理屋で「タコしゃぶ」を頂くことにしました。2500円という大奮発です。(肝心のタコにピントが合っていませんね…汗)
食べた感想ですが、タコが冷凍で水っぽくて、歯ごたえも無く、正直2500円出して食べるほどではなかったかと思います。まぁ本当に美味しいものを食べるためには、それ相応の出費をしなくてはいけないということなのでしょう。

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ホテルは駅近くの「ホテル深雪」。前回稚内に来た時と同じホテルです。
予約していたのは「シングル風呂なし」の部屋だったのですが、「部屋のメンテナンスが終わらなかった」ということで、代わりに「ツイン風呂付」の部屋を用意して頂きました。これで3000円台。お陰さまで快適な一晩を過ごすことができました。

(続く)
自宅→成田空港(vol.序)/成田空港→佐原(vol.1)→鹿島線→成田空港→新千歳空港→旭川(vol.2)/旭川→留萌本線(vol.3)→深川→名寄(vol.4)→宗谷本線(vol.5)→抜海→稚内(vol.6)
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2013/01/07 Mon. 22:20 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

抜海駅、素晴らしい雰囲気の駅ですよね。
僕もちょうど1年前に訪問しました。
ものすごく寒かったですけど良い思い出になっています。

稚内駅は・・・・ですね。
僕が訪問したときは、まだ駅舎は工事中で簡易的な待合室があるだけでした。
最北端の終着駅らしく、もうちょっと風情のある駅舎にして欲しかったですね。

PoW #jOWnQU.Y | URL | 2013/01/08 01:44 * edit *

PoW さま、こんばんは。コメントありがとうございます。

いいですよね、抜海駅。PoW さまも抜海の記事に書かれていましたが、最北の稚内駅がアレなだけに、余計抜海の旅情や雰囲気が引き立っている気がします。
確かに強烈な寒さでしたが、あの寒さも含めていい思い出になるのでしょうね。

そして稚内駅ですが、まさに「・・・・」という感じです。
今は工事が完成して、PoW さまが訪問された時よりは多少はマシになったのかもしれませんが、旅情のかけらも感じられない駅舎であることに変わりありません。日常的に使う方にとっては綺麗な駅舎の方がいいのでしょうが、やはり日本にたった一つしかない「最北の駅」が、どこにでもあるような駅になってしまったのは本当に残念です。仰る通り、もう少し風情ある駅舎なら良かったのですが…。

GAN #h8dDW2yY | URL | 2013/01/08 19:16 * edit *

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