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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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多事多難!厳冬の北海道一人旅 vol.10 

12/26(火) 4日目<後編>
大雪の影響で列車が動かず、北見から3台のバスを乗り継いで”何とか”知床斜里までやって来ました。
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相変わらず荒ぶる北の大地。

で、やはり気になるのは、果たしてこの先列車が動くのかということ。この先が運休になってしまうと、もはやチェックメイト。進退きわまってしまいます。そのような状況の中、恐る恐る窓口で今後の運行予定を尋ねてみると、返ってきたのは次のような答えでした。
「今のところ釧路方面の次の列車(知床斜里15:14発 4735D)は運転する予定でいます。ただこの天気なので、ちょっと直前まで分からない状況です――。」

ちなみにこの4735Dこそ、前回の記事(vol.9)に登場した網走14:27発の列車。駅員さんが「今日は知床斜里始発です。」と仰っていたことから察するに、案の定網走~知床斜里は運休となったようで、結果として網走からバスで知床斜里へ移動したのは大正解でした。

とはいえ、安心するのはまだ早い。この時まだ13時過ぎで、釧路行きは15:14発。2時間も待ち時間がある上、その列車が必ず動くという保証もなく、おまけに外は凄まじい地吹雪。今私ができることといえば、とにかく列車が動くことを願って知床斜里の駅で待ち続けることだけです。今振り返ってみても、おそらくこの2時間がこの旅で一番辛い一時だったと思います。

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外では必死の除雪作業が続いています。

そんな苦痛の2時間でしたが、後半は地元のおばあちゃんとの出会いもあって、必ずしも無味乾燥な時を過ごしていたわけではありません。
網走にお住まいだというそのおばあちゃんは「これから網走に帰るんだけど、汽車が動かないと困るわねえ…。来る時はバスを使ったんだけど、汽車の方が安心できるから。」と仰っていました。待っている間、流氷のこと、気候のこと、北海道の住み心地に関することなど色々お話を伺いましたが、一番印象的だったのは「冬場はとにかく室内をガンガンに暖める」という北海道の生活。何でも、大阪から来たお孫さんに「家の中が暑すぎる」と言われるほど部屋を暖めるそうで、北海道ではそれが割と一般的なんだそうです。そんなお話を私は「へぇー」と思って聞いていました。

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そしておばあちゃんとの会話に夢中になっていると、ふいにアナウンスが入りました。15時過ぎだったでしょうか。
「お待たせいたしました。15:14発の釧路行きですが、予定通り運行いたしますので、ご利用のお客様は改札口にお越しください…。」
待ちに待ったこの瞬間。やった!ついに釧路まで行ける!
安心感というか、この瞬間は純粋に嬉しかったですね…。
一方で残念ながら、おばあちゃんの乗る予定だった網走行きは運休になってしまいました…。

知床斜里15:14→釧路18:29(+遅れ15分)
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殆どの乗客は鉄道利用を諦めたのか、車内はひどく閑散としていました。
知床斜里発車時に3人、その後も終始10人未満という状況。お陰でまったりと列車旅が楽しめました。

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大変な一日でしたが、傾いた日差しと、それに照らされた雪の大地が憎いほど美しかったです…。

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一直線の防風林が何列にもわたって並ぶ独特の景観。

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緑駅で交換待ちのため11分停車。駅名に因んだ(?)緑色の可愛らしい駅舎があります。

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駅前。日が暮れ、また一気に寒くなってきました。

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その後、列車は峠を越えて川湯温泉駅に到着。足湯を楽しめるように、との配慮からかここで14分停車します。

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昭和5年に建てられた立派な駅舎がこの駅のトレードマーク。向かって左側には喫茶店「オーチャードグラス」が入居していて、ビーフシチューが評判とのこと。

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随所に木の温もりを感じられる名駅舎です。

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優しい明かりがともる駅前風景。メインとなる温泉街はここから4kmほど離れていて、バスでのアクセスになります。
本当だったら昼頃ここにいるはずだったんだよなぁ…。

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そしてこちらが川湯温泉名物の「わし湯」…ではなくて「あし湯」。

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電気がつかなかった(スイッチが見つからなかった)のでフラッシュを焚いて室内を撮影。この後足を浸してみましたが、冷え切った足先から体までじんわりと温まりとても心地良かったです。蛇足ながら、この足湯は川湯温泉街と泉質が異なるそう。

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続いて摩周駅で21分の停車。対向列車が遅れたためさらに25分ほど停まり、計45分の大休止となりました。

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ここにも足湯がありますが、こちらは屋外。なので、冬場に入るのはあまり賢いとは言えません。
まぁ、入った私が言うことではありませんけれど…(苦笑)

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ホームで一枚。こういう「雪×夜」の雰囲気って好きなので、逐一撮ってしまいます。

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摩周を出た列車は夜の釧路湿原を駆け抜け、15分ほどの遅れで無事釧路駅に到着。

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少し乗り継ぎの時間があったので、夕食を摂るため駅舎の隣にある食堂へ。「カキフライ定食」を頂きました。
正直あまり期待していなかったのですが(すみません…)、地元産のカキということでなかなか美味しかったです。

釧路19:33(+遅れ10分)→帯広22:12
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さて、ここから本日最後の移動。新得行きの普通列車で宿泊地・帯広を目指します。

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途中はひたすら寝たりケータイを弄ったり…という感じで特筆する出来事も無く、ほぼ定刻で帯広に到着。

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朝からの一連の出来事を思い返すと、ここまでたどり着けたのが奇跡のようにすら感じられます。しみじみ長い旅路でした。
明日は良い一日になりますように…。

(続く)
自宅→成田空港(vol.序)/成田空港→佐原(vol.1)→鹿島線→成田空港→新千歳空港→旭川(vol.2)/旭川→留萌本線(vol.3)→深川→名寄(vol.4)→宗谷本線(vol.5)→抜海→稚内(vol.6)/稚内→旭川(vol.7)→上川→北見(vol.8)/北見→網走→知床斜里(vol.9)→釧路→帯広(vol.10)
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2013/01/11 Fri. 23:55 | trackback: 0 | comment: 0edit

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