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The seaside of Shonan

変わりゆく風景の「今」を残したい

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多事多難!厳冬の北海道一人旅 vol.12 

12/27(水) 5日目<中編>
帯広から新夕張にやってきました。
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かつては「紅葉山」という駅名だった新夕張駅。駅前にはかつて使われていた駅名標(レプリカ?)が置かれていました。改称されたのは今から30年以上前の1981年ですが、今もこの辺りの地名は「紅葉山」のまま。

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駅前の様子。やはり「夕張」という色眼鏡で見てしまうからでしょうか、寂しげな駅前風景です。

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駅前の国道274号線。通り沿いにはガソリンスタンドや郵便局、コンビニなど最低限の施設はあるものの、車通りも少なめで、やはり活気は感じられません。国道274号(札幌⇔標茶を結ぶ東西の大動脈)と石勝線(札幌と釧路方面を繋ぐ路線)が通っているにもかかわらずこれでは…。

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少し歩いて夕張川までやってきました。ここも全面凍結しています。

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その後も少し町を歩き、神社を発見。しかし階段が雪で埋もれてしまっていて、境内に入ることはできず…。

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そんな紅葉山の町で(相対的に)最も活気があったのが、こちらの道の駅「メロード」。2011年にできたばかりの施設です。一応JA夕張市直営なので、メロンなんかは安く買えるのかもしれませんが、基本的には普通のスーパーマーケットです。

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折角なので何か買おう…ということで、私が手にしたのはこちらの「たんどら」(180円)。炭鉱の町・夕張にちなみ、黒い皮が特徴的などら焼きです。
中身は何種類かありましたが、迷うことなく「夕張メロン」を購入。なかなか美味しかったと思います。

__
こうして一通り町を歩き、11時を過ぎたのを見計らって早目の昼食にします。
駅前で唯一営業している「栗下食堂」さんで、夕張名物だという「カレーそば」を注文。アツアツのカレーに阻まれてなかなか箸が進みませんでしたが、美味しく頂きました。(写真はiphoneにて)

新夕張11:56→夕張12:22
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さて、ようやく列車の時間になりました。ここからは夕張に向かう支線に乗ります。
車内は数人…という状況で発車するかに見えましたが、発車直前に乗り継ぎ客がなだれ込んできたため、各ボックスに1人程度という乗車率になりました。

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新夕張の隣、沼ノ沢駅。駅舎にはレストランが入居しているそうです。

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車窓に続く夕張の家並み。どの駅の周辺にも万遍なく家が連なっている感じで、夕張という町が結構分散していることがわかります。

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夕張までは30分に満たないショートトリップ。終点は間もなく。

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こうして夕張に到着。晴れて石勝線も完乗です。

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駅舎。色々なサイトで見てはいましたが、実際に目にするとものすごい違和感があります。
その違和感の正体は背後にあるスキーリゾートホテルなわけですが、ホテル自体は結構にぎわっているようで、この時も列車を下りてそのままホテルに向かう人が散見されました。

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折り返しまで少し時間があるので、また町を歩いてみます。

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それにしても、ここの積雪もなかなかのものでした。

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何しろスキー場があるくらいなので、他の地域に比べてもかなり雪が降るのでしょうね。

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しかし、そのスキー場の賑わいとは対照的に、町には人影も無く侘しい印象。炭鉱閉山と財政破綻によって類を見ない急激な過疎化が進み、町はすっかり元気を失ってしまいました…。
画像は一躍有名になってしまった夕張市役所。

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こちらは財政破綻のあおりを受け、廃止となった夕張市図書館。この向かいには、同じく閉館した美術館があったはずなのですが、既に取り壊されてしまったようでした。

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川に架かる橋から。

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橋を渡ると、次第にこんな看板が目につくようになってきました。
かつて沢山の映画館があったということから、映画の町を自称する夕張。そのため、レトロな映画の看板があちこちに掲げられているのです。
ちなみに、こちらの映画は1963年にフランスで公開されたというもの。

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このあたりが夕張市の中心なのでしょうか。この一帯だけ綺麗に整備されていて、銀行や郵便局の他、土産物店などもありました。

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それにしても、知ってる映画が一つもない…と思いましたが、辛うじて「東京物語」は知っています。というのも、小津安二郎映画監督は茅ヶ崎に縁があって、この「東京物語」も茅ヶ崎で執筆されたそうなのです。

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少し歩くとまた古い街並みに。どのお店もやってるんだかやってないんだか…。

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かなり歴史がありそうな肉屋さん。

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その向かいにあるのがこちらの「吉野家」さん。
といっても牛丼チェーンではなくて、先程新夕張で食べた「夕張カレーそば」で有名なお店なんだそう。この日は休みでした。

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「哀愁」。すみません、この町にぴったりな看板だと思ってしまいました…(^^;

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奥に見えるのは小学校でしょうか。既に夕張市の小学校・中学校とも清水沢に一つずつが残るのみとなっているので、画像のこの学校ももう使われていません。wikiを見て本当に驚いたのですが、かつては夕張市内に10の中学校、30近い小学校があったにもかかわらず、今はたった1校ずつしかないのです…。
1970年に7万人近かった人口も、今や1万人ギリギリ。底の見えない過疎化の波に、押し流されてしまっているのが夕張市の現状です。

歩いてみて痛感した、予想以上に厳しい夕張の現状。
財政破綻は市政の失敗の結果、ある意味自業自得とも言えるでしょうが、住民の方々には何の非もありません。炭鉱が衰退するのも言ってしまえば仕方ないこと。そう考えると本当にいたたまれない気持ちになるのですが、私にとっては家族旅行で訪れた思い出の地でもありますし、今はただ新生夕張市に頑張ってもらいたい…そう願うしかありません。帰り際に見かけた元気な女子高生の姿に少しはホッとしたのですが、やはり現実は厳しい…ということを実感する今回の夕張訪問でした。

(続く)
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2013/01/13 Sun. 21:57 | trackback: 0 | comment: 0edit

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