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北海道駅巡りの旅 その13
3日目-1(3/25) 【安牛駅】

北海道旅、3日目は最北の街からスタート。
南稚内5:24→安牛6:34

まだ薄暗い中、始発列車に乗り込んで稚内の地を離れます。

南稚内を出ると車窓に広がる、宗谷丘陵の風景。ここは本当に日本か…?と疑いたくなる、最果て感。

利尻富士は…下半分のみ…。

宗谷本線の車窓はやはり唯一無二、ここにしかない風景。

南稚内から南下すること1時間、本日最初の下車駅が近づいてきました。


安牛駅。

利用者はほぼいない、いわゆる秘境駅の一つ。

そんな忘れ去られたような駅ですが、ホームは最近嵩上げされたばかりのようでした。どんな駅でも、駅としてあり続ける限り、鉄道会社にとっては守る責任がある。こうした手間を考えると、駅の廃止は仕方ない事だとも感じます。

でも外壁はボロボロ…。そこまでは手が回らないという事なのか、それとも…。



安牛駅に降り立ってから僅か12分後、6:46発の稚内行きの列車が到着。でもこれには乗らず、見送ります。

駅前風景。

清々しいほどに何もない…。

僅かながら人の営みの痕跡は見受けられますが、民家は皆無。
近くには元小学校だった建物も残っていましたが、使われなくなって久しいようでした。

周囲の風景だけだなく、どんよりとした天気、そして飛び交うカラスの鳴き声が、この駅に漂う寂寥感を一段と濃くしていました。でも、これこそ北海道の秘境駅、という感じで、訪れた甲斐はあったかと。印象深いひと時でした。

さて、当分列車がないのでここから歩きます。目的地までは6.5km以上…いざ。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月25日撮影)

北海道旅、3日目は最北の街からスタート。
南稚内5:24→安牛6:34

まだ薄暗い中、始発列車に乗り込んで稚内の地を離れます。

南稚内を出ると車窓に広がる、宗谷丘陵の風景。ここは本当に日本か…?と疑いたくなる、最果て感。

利尻富士は…下半分のみ…。

宗谷本線の車窓はやはり唯一無二、ここにしかない風景。

南稚内から南下すること1時間、本日最初の下車駅が近づいてきました。


安牛駅。

利用者はほぼいない、いわゆる秘境駅の一つ。

そんな忘れ去られたような駅ですが、ホームは最近嵩上げされたばかりのようでした。どんな駅でも、駅としてあり続ける限り、鉄道会社にとっては守る責任がある。こうした手間を考えると、駅の廃止は仕方ない事だとも感じます。

でも外壁はボロボロ…。そこまでは手が回らないという事なのか、それとも…。



安牛駅に降り立ってから僅か12分後、6:46発の稚内行きの列車が到着。でもこれには乗らず、見送ります。

駅前風景。

清々しいほどに何もない…。

僅かながら人の営みの痕跡は見受けられますが、民家は皆無。
近くには元小学校だった建物も残っていましたが、使われなくなって久しいようでした。

周囲の風景だけだなく、どんよりとした天気、そして飛び交うカラスの鳴き声が、この駅に漂う寂寥感を一段と濃くしていました。でも、これこそ北海道の秘境駅、という感じで、訪れた甲斐はあったかと。印象深いひと時でした。

さて、当分列車がないのでここから歩きます。目的地までは6.5km以上…いざ。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月25日撮影)
北海道駅巡りの旅 その12
2日目-5(3/24) 【南稚内へ】

始発で旭川を発って問寒別、糠南、北星と巡った旅二日目。
訪問駅は僅か3駅だけですが、この日はあと宿のある南稚内へ移動するのみ。宗谷本線の本数の少なさと移動距離の長さが駅巡り泣かせです。。

途中、音威子府にて長時間の停車。

音威子府村は北海道で一番人口の少ない自治体。今や人口は1000人を割り込んで800人ほどですが、そのうち、100人以上が村内の美術工芸高校に通うため、寮で暮らす高校生なんだそう。

村として工芸に力を入れているみたいで、駅の至る所に木彫りの"作品"があります。
高校生達が授業で作ったものだったりするのかも…?

そして音威子府といえば蕎麦…ですが、この時間は残念ながら営業時間外。
旅の途中で出会った方から聞いた話ですが、もうご主人もご高齢で、店を辞めたいと漏らしているんだとか。実際、以前来た時に比べて営業時間が前後30分ずつ短くなっており、以前のように普通列車の停車時間を使って蕎麦を食べることはできなくなりました。再び食べれる日は来るのだろうか…。

音威子府での大休止を終え、再び北へ向かう列車。
ふいに警笛が響き渡ったので窓の外を見ると、そこにいたのは可愛らしい鹿の親子でした。列車にだけはぶつからないでね…。

やがて青みを帯び始めた車窓。夜が迫ります。

18:31、幌延着。

暗くてよくわかりませんが、前来た時に比べ、駅舎が綺麗になっている気が…。

そして北星を出てから4時間半近く…


南稚内に到着。1953年築の木造モルタルの駅舎がお出迎え。
稚内より終着駅、そして最北の駅感があります。

すっかり凍てついた足元に気をつけながら、今宵の宿へ。

稚内周辺に比べると全体的に値段が抑えめだったため、今回南稚内に宿をとった次第。和室でしたが、3000円台という驚くべきコスパでした。たまには布団で寝るのも良い。笑

夕飯もセイコーマートという倹約ぶり。
旅も残り二日、もう折り返しです。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびCANON EF40mm F2.8にて 2017年3月24日撮影)

始発で旭川を発って問寒別、糠南、北星と巡った旅二日目。
訪問駅は僅か3駅だけですが、この日はあと宿のある南稚内へ移動するのみ。宗谷本線の本数の少なさと移動距離の長さが駅巡り泣かせです。。

途中、音威子府にて長時間の停車。

音威子府村は北海道で一番人口の少ない自治体。今や人口は1000人を割り込んで800人ほどですが、そのうち、100人以上が村内の美術工芸高校に通うため、寮で暮らす高校生なんだそう。

村として工芸に力を入れているみたいで、駅の至る所に木彫りの"作品"があります。
高校生達が授業で作ったものだったりするのかも…?

そして音威子府といえば蕎麦…ですが、この時間は残念ながら営業時間外。
旅の途中で出会った方から聞いた話ですが、もうご主人もご高齢で、店を辞めたいと漏らしているんだとか。実際、以前来た時に比べて営業時間が前後30分ずつ短くなっており、以前のように普通列車の停車時間を使って蕎麦を食べることはできなくなりました。再び食べれる日は来るのだろうか…。

音威子府での大休止を終え、再び北へ向かう列車。
ふいに警笛が響き渡ったので窓の外を見ると、そこにいたのは可愛らしい鹿の親子でした。列車にだけはぶつからないでね…。

やがて青みを帯び始めた車窓。夜が迫ります。

18:31、幌延着。

暗くてよくわかりませんが、前来た時に比べ、駅舎が綺麗になっている気が…。

そして北星を出てから4時間半近く…


南稚内に到着。1953年築の木造モルタルの駅舎がお出迎え。
稚内より終着駅、そして最北の駅感があります。

すっかり凍てついた足元に気をつけながら、今宵の宿へ。

稚内周辺に比べると全体的に値段が抑えめだったため、今回南稚内に宿をとった次第。和室でしたが、3000円台という驚くべきコスパでした。たまには布団で寝るのも良い。笑

夕飯もセイコーマートという倹約ぶり。
旅も残り二日、もう折り返しです。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびCANON EF40mm F2.8にて 2017年3月24日撮影)
北海道駅巡りの旅 その11
2日目-4(3/24) 【北星駅】
糠南12:15→北星14:08

北海道旅、続き。糠南駅の滞在を終え、宗谷本線を旭川方面に戻ります。
無駄に思えるこの移動も、本数が少ない路線ならではの苦肉の策…。

糠南駅から戻ることたっぷり2時間、ようやく下車する駅が見えてきました。


北星駅。ここも宗谷本線の中ではあまりにも有名ですが、昨年利用者僅少により廃止が検討されていることが報道された、秘境駅の一つ。百聞は一見にしかず、無くなる前に一度降り立っておきたかったんです。


この妙に印象的な待合室が北星駅の代名詞。



中は綺麗に整備されていますが…


厳しい冬を何度も乗り越え、もはや満身創痍…

除雪器具は北海道の駅には欠かせない装備ですが、この長い棒は何だろう…?


辺りに広がる音がない世界。聞こえて来る音といえば、遥か遠くでクマゲラが木を突く音く微かな音と、雪が舞うサラサラという音くらい。
ほんと、つくづく凄い場所です。


次第に強まる雪の中、函館本線の事故で遅れていた特急が通過。

特急が遅れているということは普通列車も遅れているということ。15:07発の列車は一向に来ない…。

当然こんな秘境駅に遅れのアナウンスなんか入らないし、ましてやTwitterですぐ情報があがるような路線でもない。1分後に来るのか、1時間来ないのか分からない普通列車を、やきもきしながら待ちます…。
北星15:07(+20分遅れ)→南稚内19:44

果たして、普通列車は20分の遅れで無事到着。そしてここから南稚内までの長駆が始まる…。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)
糠南12:15→北星14:08

北海道旅、続き。糠南駅の滞在を終え、宗谷本線を旭川方面に戻ります。
無駄に思えるこの移動も、本数が少ない路線ならではの苦肉の策…。

糠南駅から戻ることたっぷり2時間、ようやく下車する駅が見えてきました。


北星駅。ここも宗谷本線の中ではあまりにも有名ですが、昨年利用者僅少により廃止が検討されていることが報道された、秘境駅の一つ。百聞は一見にしかず、無くなる前に一度降り立っておきたかったんです。


この妙に印象的な待合室が北星駅の代名詞。



中は綺麗に整備されていますが…


厳しい冬を何度も乗り越え、もはや満身創痍…

除雪器具は北海道の駅には欠かせない装備ですが、この長い棒は何だろう…?


辺りに広がる音がない世界。聞こえて来る音といえば、遥か遠くでクマゲラが木を突く音く微かな音と、雪が舞うサラサラという音くらい。
ほんと、つくづく凄い場所です。


次第に強まる雪の中、函館本線の事故で遅れていた特急が通過。

特急が遅れているということは普通列車も遅れているということ。15:07発の列車は一向に来ない…。

当然こんな秘境駅に遅れのアナウンスなんか入らないし、ましてやTwitterですぐ情報があがるような路線でもない。1分後に来るのか、1時間来ないのか分からない普通列車を、やきもきしながら待ちます…。
北星15:07(+20分遅れ)→南稚内19:44

果たして、普通列車は20分の遅れで無事到着。そしてここから南稚内までの長駆が始まる…。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)
北海道駅巡りの旅 その10
2日目-3(3/24) 【糠南駅】

問寒別駅から歩くこと30分弱。宗谷本線随一の秘境駅、糠南へ。

インパクトが半端ない…。




周りには見渡す限り何もありません。ところどころロールが転がっているところを見ると、牧草地か何かなんでしょうかね。

そんなロケーションに加え、このホーム上の物置、もとい待合室の存在も、この駅の魅力を高める一因。

ご覧の通り、正真正銘の物置です…。

そんな物置の中に貼ってあった各駅の見所を記したポスター。
糠南駅の見所だけおかしい…。

こちらは幌延町が作成している携帯クリーナーのポスター。
昨年、宗谷本線で当駅を含む複数の駅が廃止候補に挙がった際にも、維持費等を負担の上、駅を存続させる方針を打ち出した幌延町。町の公式ホームページには、町内の秘境駅を紹介するページもあり、町としてこれら秘境駅を観光資源として守っていこう、という並々ならぬ意志が伺えます。

小和田駅なんかを見ていると、秘境駅が観光地化してしまうのが良いか悪いかは悩ましいところですが…。

とはいえ廃止されてしまったら元も子もないわけで、この駅が生き残るためには観光地として売り出す他ないんでしょうね…。



もっとも、ツアー客がくるようなところでもないし、実際この時は終始一人きりの時間を堪能できたので、当駅を観光地として売り出すことに対して個人的には異論はありません。

この駅がいつまでも残ってくれることを願うばかりです…。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)

問寒別駅から歩くこと30分弱。宗谷本線随一の秘境駅、糠南へ。

インパクトが半端ない…。




周りには見渡す限り何もありません。ところどころロールが転がっているところを見ると、牧草地か何かなんでしょうかね。

そんなロケーションに加え、このホーム上の物置、もとい待合室の存在も、この駅の魅力を高める一因。

ご覧の通り、正真正銘の物置です…。

そんな物置の中に貼ってあった各駅の見所を記したポスター。
糠南駅の見所だけおかしい…。

こちらは幌延町が作成している携帯クリーナーのポスター。
昨年、宗谷本線で当駅を含む複数の駅が廃止候補に挙がった際にも、維持費等を負担の上、駅を存続させる方針を打ち出した幌延町。町の公式ホームページには、町内の秘境駅を紹介するページもあり、町としてこれら秘境駅を観光資源として守っていこう、という並々ならぬ意志が伺えます。

小和田駅なんかを見ていると、秘境駅が観光地化してしまうのが良いか悪いかは悩ましいところですが…。

とはいえ廃止されてしまったら元も子もないわけで、この駅が生き残るためには観光地として売り出す他ないんでしょうね…。



もっとも、ツアー客がくるようなところでもないし、実際この時は終始一人きりの時間を堪能できたので、当駅を観光地として売り出すことに対して個人的には異論はありません。

この駅がいつまでも残ってくれることを願うばかりです…。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)
北海道駅巡りの旅 その9
2日目-2(3/24) 【問寒別駅】

宗谷本線に揺られること4時間、問寒別駅で下車。

旭川から既に170㎞以上走って来たことになりますが、稚内はここから北にさらに80㎞。遠い…。


ホームには何やら動物の足跡が…こんな光景も北海道らしいですね。

貨車改造の駅舎が佇む北海道らしい駅ですが、駅舎リニューアルされ小綺麗な感じで、もはや貨車だった当時の面影はあまり残っていません。近年宗谷本線のダルマ駅はリニューアルが進んでいるようで、筬島や智恵文、勇知も同タイプの装いになっています。

駅前には民家が軒を連ね、寂しさはありません。
近所にはスーパーや医院もあるなど、一つの街として機能しています。

駅舎内。しっかり手入れが行き届いていて、居住性は抜群。

駅前の集落の方々でしょうか、この駅をしっかり守ってくれているのは。
小さなダルマ駅舎ですが、温かみを感じます。

(ぶっちゃけ、糠南駅のついでに寄っただけだなんて言えない…)

他にも新聞の切り抜き等が色々貼ってあって面白かったですが、次の汽車までここで退屈しのぎをするのはあまりにも厳しい…。
問寒別→糠南(徒歩)
というわけで、ここから隣の駅まで歩きます。
まあ最初から糠南で降りても良かったのですが、一つでも多くの駅を巡りたい…ということで、この行程を組んだ次第。

男は黙ってパンチパーマ。

途中にあった立派な白樺の道。

その後緩やかな丘を越え…

問寒別駅から歩くこと30分弱。


見えてきました、糠南駅。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)

宗谷本線に揺られること4時間、問寒別駅で下車。

旭川から既に170㎞以上走って来たことになりますが、稚内はここから北にさらに80㎞。遠い…。


ホームには何やら動物の足跡が…こんな光景も北海道らしいですね。

貨車改造の駅舎が佇む北海道らしい駅ですが、駅舎リニューアルされ小綺麗な感じで、もはや貨車だった当時の面影はあまり残っていません。近年宗谷本線のダルマ駅はリニューアルが進んでいるようで、筬島や智恵文、勇知も同タイプの装いになっています。

駅前には民家が軒を連ね、寂しさはありません。
近所にはスーパーや医院もあるなど、一つの街として機能しています。

駅舎内。しっかり手入れが行き届いていて、居住性は抜群。

駅前の集落の方々でしょうか、この駅をしっかり守ってくれているのは。
小さなダルマ駅舎ですが、温かみを感じます。

(ぶっちゃけ、糠南駅のついでに寄っただけだなんて言えない…)

他にも新聞の切り抜き等が色々貼ってあって面白かったですが、次の汽車までここで退屈しのぎをするのはあまりにも厳しい…。
問寒別→糠南(徒歩)

というわけで、ここから隣の駅まで歩きます。
まあ最初から糠南で降りても良かったのですが、一つでも多くの駅を巡りたい…ということで、この行程を組んだ次第。

男は黙ってパンチパーマ。

途中にあった立派な白樺の道。

その後緩やかな丘を越え…

問寒別駅から歩くこと30分弱。


見えてきました、糠南駅。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱにて 2017年3月24日撮影)
北海道駅巡りの旅 その8
2日目-1(3/24) 【宗谷本線を北上】
旭川6:03→問寒別9:59

北海道一人旅、二日目。晴れ渡った旭川駅がスタート地点。

今日は宗谷本線の旅。
昨年春のダイヤ改正でただでさえ少ない普通列車が減便されてしまい、もはや駅巡りも至難の技…ですが、今日から二日間、徒歩も絡めてできるだけ多くの駅を回りたいと思います。

旭川から稚内に直通するただ一本の列車、321Dに乗って最初の目的地へ。

列車は2両編成で、後ろ1両は名寄止まり。
15名程度の乗客を乗せ、雪原の中を北上します。

雪深い塩狩峠。
列車はエンジンを唸らせて険しい勾配を登っていきますが、サミットとなる塩狩駅を過ぎると、リミッターを解除したかの如く恐ろしいスピードで峠を駆け下りていきます。でもそれがまた楽しい。笑

和寒駅からは多数の高校生が乗車。
その後も剣淵や士別でかなり高校生の乗り降りがあり、列車内には一時活気が満ちます。

北海道の天気は変わりやすい…。旭川を出る時は晴れていたのに、いつの間にか本降りの雪に。

名寄高校の最寄り駅、東風連で一気に高校生が下車。

7:46、名寄着。ここで8分の小休止。
駅構内のKIOSKは昨年末で閉店してしまったようで、かつて一大ターミナル駅だった名寄駅もどんどん寂しくなっていきます…。

ここで後ろ1両を切り離し身軽になり、7:54、名寄を発車。
宗谷本線の中でも、この名寄以北が「JR北海道が単独では維持困難な線区」とされた区間。奇しくもこの旅の直後、3月30日に宗谷本線沿線の自治体と北海道との間で意見交換を実施したようで、いよいよ本路線の在り方について本格的な検討が始まりそうな気配です。あくまで沿線自治体は路線存続を基調とするようですが…果たしてどうなるか。

南美深だったか…ホームは1両分にも満たず、「ホーム端」の看板も車両中央部分にかかります。

朽ち果て具合に芸術性すら感じる紋穂内駅。

8:44豊清水着。ここで特急との交換待ちです。

交換列車は62D、サロベツ2号。宗谷本線の特急も今やキハ261系列だけとなり、3往復の特急のうち札幌発着は1往復のみに。


それにしても宗谷本線の車窓はどこまでも素晴らしい。この車窓がなくなってしまうとしたら…それはあまりにも惜しいと思います。
でも残念ながら閑散とした車内を見渡してみると、そんなことも言ってられない状況なのかな、と痛感させられます…。

そして旭川を出て実に4時間…。

降りる駅が見えてきました。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDにて 2017年3月24日撮影)
旭川6:03→問寒別9:59

北海道一人旅、二日目。晴れ渡った旭川駅がスタート地点。

今日は宗谷本線の旅。
昨年春のダイヤ改正でただでさえ少ない普通列車が減便されてしまい、もはや駅巡りも至難の技…ですが、今日から二日間、徒歩も絡めてできるだけ多くの駅を回りたいと思います。

旭川から稚内に直通するただ一本の列車、321Dに乗って最初の目的地へ。

列車は2両編成で、後ろ1両は名寄止まり。
15名程度の乗客を乗せ、雪原の中を北上します。

雪深い塩狩峠。
列車はエンジンを唸らせて険しい勾配を登っていきますが、サミットとなる塩狩駅を過ぎると、リミッターを解除したかの如く恐ろしいスピードで峠を駆け下りていきます。でもそれがまた楽しい。笑

和寒駅からは多数の高校生が乗車。
その後も剣淵や士別でかなり高校生の乗り降りがあり、列車内には一時活気が満ちます。

北海道の天気は変わりやすい…。旭川を出る時は晴れていたのに、いつの間にか本降りの雪に。

名寄高校の最寄り駅、東風連で一気に高校生が下車。

7:46、名寄着。ここで8分の小休止。
駅構内のKIOSKは昨年末で閉店してしまったようで、かつて一大ターミナル駅だった名寄駅もどんどん寂しくなっていきます…。

ここで後ろ1両を切り離し身軽になり、7:54、名寄を発車。
宗谷本線の中でも、この名寄以北が「JR北海道が単独では維持困難な線区」とされた区間。奇しくもこの旅の直後、3月30日に宗谷本線沿線の自治体と北海道との間で意見交換を実施したようで、いよいよ本路線の在り方について本格的な検討が始まりそうな気配です。あくまで沿線自治体は路線存続を基調とするようですが…果たしてどうなるか。

南美深だったか…ホームは1両分にも満たず、「ホーム端」の看板も車両中央部分にかかります。

朽ち果て具合に芸術性すら感じる紋穂内駅。

8:44豊清水着。ここで特急との交換待ちです。

交換列車は62D、サロベツ2号。宗谷本線の特急も今やキハ261系列だけとなり、3往復の特急のうち札幌発着は1往復のみに。


それにしても宗谷本線の車窓はどこまでも素晴らしい。この車窓がなくなってしまうとしたら…それはあまりにも惜しいと思います。
でも残念ながら閑散とした車内を見渡してみると、そんなことも言ってられない状況なのかな、と痛感させられます…。

そして旭川を出て実に4時間…。

降りる駅が見えてきました。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDにて 2017年3月24日撮影)
北海道駅巡りの旅 その7
1日目-7(3/23) 【石狩沼田駅】
北秩父別18:23→石狩沼田18:27

北海道旅初日、最終回。
北秩父別から深川方面の列車は既にないため、一旦留萌方面に戻り、石狩沼田駅で下車。

現在は駅舎側のホームしか使われていませんが、右側にはかつて使用されていたホームがまだ残っています。

現在使われていないホームにて、雪に埋もれた駅名標。

かつては札沼線も分岐していた石狩沼田駅。コンクリ造りの比較的大きな駅舎は1972年の改築とのこと。

駅前に見える街の灯り。
留萌本線の中では比較的利用者の多い駅ですが、当駅のある沼田町の人口は3000人を少し超える程度で、やはり人口は減少の一途を辿っているようです。

留萌本線の厳しい状況は、窓口に貼られたこんな貼り紙にも…。

ストーブが焚かれた駅舎内は暖かくホッとしましたが、こうしたストーブのランニングコストだって、積み重なれば大きな費用負担なんでしょうね…。
石狩沼田18:58→深川19:14

石狩沼田から数人の乗客とともに深川行きの列車に乗り込み深川へ。
留萌本線の駅巡りはここで終え、あとは宿のある旭川へ向かうだけ。
深川19:36→旭川19:55 特急ライラック35号

深川からは特急で。四年ぶりの旭川駅。

以前12月に訪れた時は氷点下10度を下回る冷え込みに北海道の厳しさを感じたものですが、この日はこの時点でも0度を超えていて、刺すような寒さは感じられず。3月とはいえまだまだ寒いものだと思っていましたが、確実に春に向かっていることを感じます。

この後夕飯を買い、安さを第一に選んだホテルへ投宿。この昭和感、嫌いじゃない。笑
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ にて 2017年3月23日撮影)
北秩父別18:23→石狩沼田18:27

北海道旅初日、最終回。
北秩父別から深川方面の列車は既にないため、一旦留萌方面に戻り、石狩沼田駅で下車。

現在は駅舎側のホームしか使われていませんが、右側にはかつて使用されていたホームがまだ残っています。

現在使われていないホームにて、雪に埋もれた駅名標。

かつては札沼線も分岐していた石狩沼田駅。コンクリ造りの比較的大きな駅舎は1972年の改築とのこと。

駅前に見える街の灯り。
留萌本線の中では比較的利用者の多い駅ですが、当駅のある沼田町の人口は3000人を少し超える程度で、やはり人口は減少の一途を辿っているようです。

留萌本線の厳しい状況は、窓口に貼られたこんな貼り紙にも…。

ストーブが焚かれた駅舎内は暖かくホッとしましたが、こうしたストーブのランニングコストだって、積み重なれば大きな費用負担なんでしょうね…。
石狩沼田18:58→深川19:14

石狩沼田から数人の乗客とともに深川行きの列車に乗り込み深川へ。
留萌本線の駅巡りはここで終え、あとは宿のある旭川へ向かうだけ。
深川19:36→旭川19:55 特急ライラック35号

深川からは特急で。四年ぶりの旭川駅。

以前12月に訪れた時は氷点下10度を下回る冷え込みに北海道の厳しさを感じたものですが、この日はこの時点でも0度を超えていて、刺すような寒さは感じられず。3月とはいえまだまだ寒いものだと思っていましたが、確実に春に向かっていることを感じます。

この後夕飯を買い、安さを第一に選んだホテルへ投宿。この昭和感、嫌いじゃない。笑
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ にて 2017年3月23日撮影)
北海道駅巡りの旅 その6
1日目-6(3/23) 【北秩父別駅】

秩父別から徒歩で辿り着いた北秩父別駅。
北海道にはよくある仮降車場に出自を持つ駅で、板張りのホームと小屋のような待合室があるだけ。

きっと夏は清々しい景色が広がるのだろうと思いますが、今はどこを見てもひたすら雪原。

利用者の少なさから秘境駅とも言われるようですが、実際は駅裏を高規格幹線道路が走っており、車の音は絶えず聞こえてきます。

誰もいない体で待合室に入ってみると…図らずも先客が。
お互い気恥ずかしさを覚えつつもほぼ同時に挨拶を交わし、その後は会話に花を咲かせます。

多分大学生くらいだったと思いますが、東京から来て、同じように駅巡りをしているとのこと。この後訪れる別の駅の「駅ノート」にも彼の書き込みがあり、皆考えることは同じなんだな、と。

その彼が乗り込んだ17:02発深川行きの列車をお見送り。
この後の深川行きは全て当駅を通過するため、この列車が当駅発最終の深川行きです。

元々私も17:02の列車に乗って今日の行程を終えるつもりだったんですが…思ったより日が長くてまだまだ明るかったので(笑)、次の留萌方面の列車まで待つことにした次第。

あとは駅ノートなんかを見てのんびり過ごす…。



秘境駅で迎える夕暮れ。


それはそれは素晴らしい一時でした。

既に当駅から深川行きの列車はないので、一旦留萌方面へ向かいます。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ にて 2017年3月23日撮影)

秩父別から徒歩で辿り着いた北秩父別駅。
北海道にはよくある仮降車場に出自を持つ駅で、板張りのホームと小屋のような待合室があるだけ。

きっと夏は清々しい景色が広がるのだろうと思いますが、今はどこを見てもひたすら雪原。

利用者の少なさから秘境駅とも言われるようですが、実際は駅裏を高規格幹線道路が走っており、車の音は絶えず聞こえてきます。

誰もいない体で待合室に入ってみると…図らずも先客が。
お互い気恥ずかしさを覚えつつもほぼ同時に挨拶を交わし、その後は会話に花を咲かせます。

多分大学生くらいだったと思いますが、東京から来て、同じように駅巡りをしているとのこと。この後訪れる別の駅の「駅ノート」にも彼の書き込みがあり、皆考えることは同じなんだな、と。

その彼が乗り込んだ17:02発深川行きの列車をお見送り。
この後の深川行きは全て当駅を通過するため、この列車が当駅発最終の深川行きです。

元々私も17:02の列車に乗って今日の行程を終えるつもりだったんですが…思ったより日が長くてまだまだ明るかったので(笑)、次の留萌方面の列車まで待つことにした次第。

あとは駅ノートなんかを見てのんびり過ごす…。



秘境駅で迎える夕暮れ。


それはそれは素晴らしい一時でした。

既に当駅から深川行きの列車はないので、一旦留萌方面へ向かいます。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ にて 2017年3月23日撮影)
北海道駅巡りの旅 その5
1日目-5(3/23) 【秩父別駅】
北一已16:12→秩父別16:17

北海道旅の続き。北一已駅から列車に乗り込み、隣の駅へ。

木造駅舎が残る秩父別駅で下車。

「秩父別駅」でググるとヒットするのが「積み残し」事件。
2007年、当駅から深川行きの列車に乗り込もうとした高校生のうち、26人が乗れなかったという事態が発生。ローカル線での出来事という珍しさもあって、全国ニュースに取り上げられたことを私も記憶しています。高校生側のマナーの悪さがが原因か、はたまた単行列車を走らせるJR側の非か、といった議論もありましたが、この超閑散ローカル線のごく限られた時間帯、それもごく一部の区間の混雑を考慮した輸送力を確保する余力がJRに無いということも、今となってはまあ理解できなくはないかな・・・と。とはいえ、積み残しが起こったのは後にも先にもこの1日だけなので、きっと色々な偶然が重なって起こった出来事だったんだろうと推測します。

それにしても、北海道の駅はどこも自己主張が激しい。。苦笑


駅舎はなかなかイイ感じ。駅は1910年開業ですが、さすがに開業当時からの駅舎というわけではないようです。

北一已駅同様、ここも少し前までは渋い外観を残していたようですが、近年リニューアルされたのか小奇麗な感じになっていました・・。取り壊されてしまうよりは余程良いですが、やはり「もっと早く来ていれば・・」と思ってしまう。。

北海道の駅前でよく見かける倉庫群がここにも。
秩父別→北秩父別(徒歩)

さて、ここからは歩いての移動。

冷たい向かい風の中、どこまでも真っすぐな北海道の道をとぼとぼと歩く・・。
変化がないので、ちょっと退屈です。


歩くこと30分。板切れのホームを持つ北秩父別駅に到着です。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDにて 2017年3月23日撮影)
北一已16:12→秩父別16:17

北海道旅の続き。北一已駅から列車に乗り込み、隣の駅へ。

木造駅舎が残る秩父別駅で下車。

「秩父別駅」でググるとヒットするのが「積み残し」事件。
2007年、当駅から深川行きの列車に乗り込もうとした高校生のうち、26人が乗れなかったという事態が発生。ローカル線での出来事という珍しさもあって、全国ニュースに取り上げられたことを私も記憶しています。高校生側のマナーの悪さがが原因か、はたまた単行列車を走らせるJR側の非か、といった議論もありましたが、この超閑散ローカル線のごく限られた時間帯、それもごく一部の区間の混雑を考慮した輸送力を確保する余力がJRに無いということも、今となってはまあ理解できなくはないかな・・・と。とはいえ、積み残しが起こったのは後にも先にもこの1日だけなので、きっと色々な偶然が重なって起こった出来事だったんだろうと推測します。

それにしても、北海道の駅はどこも自己主張が激しい。。苦笑


駅舎はなかなかイイ感じ。駅は1910年開業ですが、さすがに開業当時からの駅舎というわけではないようです。

北一已駅同様、ここも少し前までは渋い外観を残していたようですが、近年リニューアルされたのか小奇麗な感じになっていました・・。取り壊されてしまうよりは余程良いですが、やはり「もっと早く来ていれば・・」と思ってしまう。。

北海道の駅前でよく見かける倉庫群がここにも。
秩父別→北秩父別(徒歩)

さて、ここからは歩いての移動。

冷たい向かい風の中、どこまでも真っすぐな北海道の道をとぼとぼと歩く・・。
変化がないので、ちょっと退屈です。


歩くこと30分。板切れのホームを持つ北秩父別駅に到着です。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDにて 2017年3月23日撮影)
北海道駅巡りの旅 その4
1日目-4(3/23) 【北一已駅】
藤山13:42→北一已14:23

北海道一人旅、留萌本線の駅巡りの続き。藤山駅を後にし、次の目的地へ向かいます。
深川行きの列車には一組の老夫婦しか乗っておらず、平日の日中とはいえあまりにも寂しい有様…。

その老夫婦も隣の幌糠で降りていき、列車は貸切に…。

廃止されずにいつまでも残って欲しいと思いますが…留萌本線の、というよりJR北海道の直面する現実を見せつけられた気がします。

ほんと、こうしてのんびり旅ができるのも今のうちだけなのかもしれませんね…。

列車は私を降ろし、空気だけを乗せて深川へと去っていく…。

下車したのは、深川の隣に位置する北一已(きたいちやん)駅。
読み方もさることながら、「已」という漢字を使う地名がそもそも珍しいですね。

古い木造駅舎が残りますが、壁面はサイディングボードによって補修されているようです。
Wikipediaの画像では木造の質感が残り、とてもいい感じだったんですが…。

入り口は二重扉になっていて、雪国らしい風情。


北一已駅は1955年開業。Wikipediaによれば、駅舎は元々深名線の宇津内仮降車場で使用さていたものを移設したそうで、道理で年季が入ってるわけです。宇津内仮降車場は1941年開業らしいので、きっとこの駅舎もその時に建てられたものなんでしょうね。

そんな魅力的な駅舎が残る北一已駅でしたが、残念なことにこの無線機?か何かが終始ピーピーガーガー煩いの何のって…駅舎の中に居れたもんじゃなかった…。


駅名標を模したシールが貼られた時計。こういうのって誰が作るんでしょうね…?

サイディングボードに覆われる前の駅舎の写真も飾ってありました。
いやー、つくづく見惚れるいい駅舎。この時に来たかったなあ…。

さて、この北一已駅では滞在時間が2時間弱。
朝からカロリーメートしか口にしてなくていい加減腹も減ったので、散策がてら遅めの昼を摂りに出かけます。

駅周辺はどこを見渡してもこんな一面の雪原。素晴らしい。

ジェットコースターの道!?

そんな感じで歩くこと20分弱。訪れたのは「とんでん茶屋」という定食屋さん。
下調べはしてたものの、営業してるのかは着くまで半信半疑だったんですが、ちゃんとやってて一安心。深川のB級グルメだと言う「深川そばめし」のセットを注文しましたが、腹が減ってたことを差し引いても美味かった…。

こうして身(腹)も心も満たしてくれた北一已駅。
駅舎内に鳴り響く不快なハウリング音を除けば(笑)、景色もいいし、駅舎も渋いし、満点に近い良い駅でした。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ およびCANON EF40mm F2.8にて 2017年3月23日撮影)
藤山13:42→北一已14:23

北海道一人旅、留萌本線の駅巡りの続き。藤山駅を後にし、次の目的地へ向かいます。
深川行きの列車には一組の老夫婦しか乗っておらず、平日の日中とはいえあまりにも寂しい有様…。

その老夫婦も隣の幌糠で降りていき、列車は貸切に…。

廃止されずにいつまでも残って欲しいと思いますが…留萌本線の、というよりJR北海道の直面する現実を見せつけられた気がします。

ほんと、こうしてのんびり旅ができるのも今のうちだけなのかもしれませんね…。

列車は私を降ろし、空気だけを乗せて深川へと去っていく…。

下車したのは、深川の隣に位置する北一已(きたいちやん)駅。
読み方もさることながら、「已」という漢字を使う地名がそもそも珍しいですね。

古い木造駅舎が残りますが、壁面はサイディングボードによって補修されているようです。
Wikipediaの画像では木造の質感が残り、とてもいい感じだったんですが…。

入り口は二重扉になっていて、雪国らしい風情。


北一已駅は1955年開業。Wikipediaによれば、駅舎は元々深名線の宇津内仮降車場で使用さていたものを移設したそうで、道理で年季が入ってるわけです。宇津内仮降車場は1941年開業らしいので、きっとこの駅舎もその時に建てられたものなんでしょうね。

そんな魅力的な駅舎が残る北一已駅でしたが、残念なことにこの無線機?か何かが終始ピーピーガーガー煩いの何のって…駅舎の中に居れたもんじゃなかった…。


駅名標を模したシールが貼られた時計。こういうのって誰が作るんでしょうね…?

サイディングボードに覆われる前の駅舎の写真も飾ってありました。
いやー、つくづく見惚れるいい駅舎。この時に来たかったなあ…。

さて、この北一已駅では滞在時間が2時間弱。
朝からカロリーメートしか口にしてなくていい加減腹も減ったので、散策がてら遅めの昼を摂りに出かけます。

駅周辺はどこを見渡してもこんな一面の雪原。素晴らしい。

ジェットコースターの道!?

そんな感じで歩くこと20分弱。訪れたのは「とんでん茶屋」という定食屋さん。
下調べはしてたものの、営業してるのかは着くまで半信半疑だったんですが、ちゃんとやってて一安心。深川のB級グルメだと言う「深川そばめし」のセットを注文しましたが、腹が減ってたことを差し引いても美味かった…。

こうして身(腹)も心も満たしてくれた北一已駅。
駅舎内に鳴り響く不快なハウリング音を除けば(笑)、景色もいいし、駅舎も渋いし、満点に近い良い駅でした。
(続く)
(全てCANON EOS 6D+CANON EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM およびTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD およびCANON EF50mm f/1.8 Ⅱ およびCANON EF40mm F2.8にて 2017年3月23日撮影)